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Claude Tips

Slack と Claude Tag

Slack の Claude Code in Slack(従来版)と Claude Tag の違い、設定、コマンド、ルーティン、メモリ、管理者の導入手順を引けます。

Slack で @Claude に作業を頼む仕組みは2つあります。ユーザー個人のアカウントで動く Claude Code in Slack(従来版)と、組織の共有 ID で動く Claude Tag です。Team・Enterprise では、従来版は Claude Tag へ置き換えられます。

  • 従来版は、@Claude のコーディング依頼から Claude Code のクラウドセッションを作ります。Pro・Max では、この版が使うセットアップの経路です
  • Claude Tag は、チャンネルで誰でも @Claude を呼び、進み具合のチェックリストをスレッドで共有しながら仕事を任せられます
  • 結果はスレッドに返り、チャンネルの全員から見えます
  • 設定の入口は、従来版が Slack アプリの App Home、Claude Tag が claude.ai の管理画面です
  • 実行基盤は同じ系統で、クラウド(Web)で使うの仕組みの上で動きます

従来版と Claude Tag の違い#

項目 Claude Code in Slack(従来版) Claude Tag
動く身元 依頼した個人の Claude アカウント 組織の共有 ID(管理者が用意したサービスアカウント)。チャンネルでは依頼者本人としては動かない
対象プラン Pro・Max・Team・Enterprise(Claude Code が使えるシート)。Team・Enterprise では Claude Tag へ置き換え中で、移行日は Anthropic の担当者が案内する Team・Enterprise(Anthropic の1次サービス)。Free・Pro・Max と、サードパーティ配備では使えない
使う場所 チャンネル(公開・非公開)。DM では動かない チャンネル・グループ DM・1対1の DM。1対1の DM は個人の claude.ai アカウントで動く
アクセスの範囲 本人が接続したリポジトリ(GitHub のみ) 管理者がチャンネル・ワークスペース・組織の単位で設定したコネクション。チャンネルの全員が同じアクセスを使う
費用 個人のプランの上限に数える チャンネルの作業は組織の usage balance から使用量課金。上限は Owner が設定する支出上限。席ごとの課金は増えない
動く場所 Claude Code のクラウドセッション 一時的なクラウドのサンドボックス(手元のマシンではない)
設定する人 各ユーザー(Slack 管理者がアプリを入れる) 組織の Owner(Claude 組織の Owner 権限と Slack ワークスペースの管理者が要る)
位置づけ 従来版 パブリックベータ(機能や挙動は一般提供の前に変わりうる)

補足

Team・Enterprise で従来版から移るときも、既存の Slack アプリと @Claude のハンドルはそのまま使い、データは移行されません。Pro・Max には Claude Tag がないので、従来版が使われます。

Claude Code in Slack(従来版)#

@Claude にコーディングの依頼をメンションすると、意図を検出して Claude Code のクラウドセッションを作ります。既存の Claude for Slack アプリに、コーディング依頼をクラウドセッションへ振り分ける仕組みを足したものです。セッションは本人の Claude アカウントで動き、接続したリポジトリとプランの上限を使います。

使いどころです。

  • バグ調査と修正:チャンネルに報告された直後に調査・修正を頼む
  • 小さなコードレビューや変更:チームのフィードバックを受けて小さな機能やリファクタリングを実装させる
  • 共同でのデバッグ:エラーの再現や利用者の報告など、議論の文脈を調査に使わせる
  • 並行作業:Slack からコーディング作業を始め、他の作業を続けて、完了通知を待つ

前提条件#

要件 内容
Claude のプラン Pro・Max・Team・Enterprise で、Claude Code が使える(プレミアムシートか Chat + Claude Code シート)
クラウドセッション アカウントでクラウドセッションが有効
GitHub アカウント claude.ai/code で接続し、少なくとも1つのリポジトリを認証済み
Slack の認証 Claude アプリ経由で Slack アカウントを Claude アカウントに紐づけ済み

セットアップ#

  1. Claude アプリを Slack に入れる:ワークスペース管理者が Slack App Marketplace から入れる(「Add to Slack」)
  2. Claude アカウントを接続する:Apps の「Claude」を開き、App Home タブで「Connect」を押し、ブラウザで認証を終える
  3. クラウドセッションを用意する:Slack に接続したのと同じアカウントで claude.ai/code にサインインし、GitHub を接続して、Claude に扱わせたいリポジトリを1つ以上認証する
  4. ルーティングモードを選ぶ(下表):Claude の App Home の「Routing Mode」で設定する
  5. チャンネルに Claude を追加する:導入後、自動ではどのチャンネルにも入らない。使いたいチャンネルで /invite @Claude を入力する。Claude は追加されたチャンネルでのメンションにだけ応答する
ルーティングモード 動き
Code only すべての @メンションを Claude Code のセッションへ回す。開発作業だけに使うチーム向け
Code + Chat メッセージごとに、Claude Code(コーディング作業)と Claude Chat(文章・分析・一般の質問)へ振り分ける。1つの @Claude の入口ですべてを頼みたいチーム向け

Code + Chat で Chat に回されたが、コーディングのセッションが欲しかったときは「Retry as Code」を押します。逆に Code に回されて Chat が欲しいときは、そのスレッドでその選択肢を選べます。

動き方#

  • 自動検出:Code + Chat では、チャンネルやスレッドでの @Claude を、コーディングの依頼かどうか自動で判定し、コーディングなら Claude Code のクラウドセッション、それ以外は通常のチャットで返します。Code only ではすべてが Claude Code です。コーディングの依頼として扱うよう、明示的に伝えることもできます
  • 文脈の収集:スレッドでメンションすると、そのスレッドのすべてのメッセージから文脈を集めます。チャンネルで直接メンションすると、最近のチャンネルのメッセージを見ます。問題の理解、リポジトリの選択、作業の進め方に使われます
  • 流れ:依頼のメンション、意図の検出、claude.ai/code でのセッション作成、スレッドへの進捗の投稿、完了時に要約とボタン付きで自分へメンション、確認(「View Session」で文字起こし全体、「Create PR」で PR を開く)

注意

@Claude を Slack で呼び出すと、Claude は依頼を理解するために会話の文脈を読みます。文脈にある他のメッセージの指示に従うことがあるので、信頼できる Slack の会話でだけ使います。

メッセージのボタンです。

ボタン 動き
View Session ブラウザで Claude Code のセッションを開く。行った作業すべてを見られ、続けたり追加で依頼したりできる
Create PR セッションの変更から直接、プルリクエストを作る
Retry as Code 最初にチャットとして返したが、コーディングのセッションが欲しかったときに、Claude Code のタスクとしてやり直す
Change Repo Claude がリポジトリを誤って選んだとき、別のリポジトリを選ぶ

リポジトリは Slack の会話の文脈から自動で選ばれ、複数に当てはまるときはドロップダウンで選べます。

アクセスと権限です。

項目 内容
Claude Code のセッション 各ユーザーが自分の Claude アカウントで実行する
使用量とレート制限 個人のプランの上限に数える
リポジトリへのアクセス ユーザーが自分で接続したリポジトリにだけ届く
セッション履歴 claude.ai/code の Claude Code の履歴に残る
アプリの導入 Slack ワークスペースの管理者が、Slack App Marketplace から入れるかを決める
Enterprise Grid 組織の管理者が、どのワークスペースで Claude アプリを使えるかを制御できる
アプリの削除 ワークスペースから外すと、そのワークスペースの全ユーザーのアクセスをすぐに取り消す

チャンネルでの制御:導入しても Claude はどのチャンネルにも入りません。/invite @Claude で招待したチャンネル(公開・非公開)でだけ @メンションに応答するので、管理者は、Claude を招待するチャンネルと、そのチャンネルにアクセスできる人を管理して、Claude Code を使える人を制御できます。Slack には、状態の更新・完了の要約・ボタンが出て、文字起こし全体は残ります。完全なセッションは claude.ai/code にあり、履歴の続行・参照・PR の作成ができます。Enterprise と Team では、Claude in Slack から作ったセッションは組織に自動で見える状態になります(クラウド(Web)で使うのセッションの共有)。

ヒント

ファイル名・関数名・エラーメッセージを書く、リポジトリやプロジェクトを示す、「完了」の状態を示す(テストを書くか、文書を更新するか、PR を作るか)、バグや機能の議論はスレッドで返信する(全文脈を集められる)、の4つが効きます。文脈がすでに Slack にある、非同期で始めたい、チームに見えるようにしたい場合は Slack、ファイルのアップロード、開発中のリアルタイムのやりとり、長く複雑な作業は、Web を直接使います。

従来版の制限#

  • GitHub のリポジトリのみ
  • セッションごとに PR は1つまで
  • クラウドセッションへのアクセスが必要で、なければ Claude は通常のチャットで返す
  • チャンネルでのみ動き、DM では動かない

従来版のトラブルシューティング#

症状 対処
「Claude Code is not enabled for your account」 Claude アカウントにクラウド環境がまだない。Slack に接続したのと同じアカウントで claude.ai/code に1度サインインして Web オンボーディングを終える(既定のクラウド環境が作られるか、作成を求められる)。次のメンションでエラーが消える。ユーザー1人ずつ必要
セッションが始まらない Claude アカウントが App Home で接続されているか、クラウドセッションが有効か、GitHub リポジトリを1つ以上 Claude Code に接続しているかを確認する
Claude Tag のチャンネルでセッションが始まらない Claude Tag のチャンネルのクラウド環境を claude.ai/code で作ると、個人アカウントのものになり、チャンネルのセッションは個人の環境では始められない(すぐ失敗し、再試行しても直らない)。Owner で自分の環境なら環境セレクタから組織に共有する。そうでなければ Owner が管理設定の「Cloud environments」ページで組織共有の環境として作り直す。適用は、claude.ai/admin-settings/claude-code で組織の既定にするか、Claude Tag の管理設定でチャンネルに固定する。Owner でなければ、この項目を Owner に送る
リポジトリが出ない claude.ai/code でリポジトリを接続し、そのリポジトリへの GitHub の権限を確認し、GitHub アカウントを一度外してつなぎ直す
違うリポジトリが選ばれた 「Change Repo」で選び直す。依頼にリポジトリ名を入れると選択が正確になる
認証エラー App Home で Claude アカウントを外してつなぎ直し、ブラウザで正しい Claude アカウントにサインインしているか、プランが Claude Code を含むかを確認する

Claude Tag#

Claude Tag は、チームの Slack チャンネルの中で動く Claude です。組織の Owner が、チームの使うツールへの専用アカウントを用意するので、最初から作業できる状態で現れ、チャンネルの誰でも、設定なしでメンションして問題へ呼び込めます。作業は、手元のマシンではなく、一時的なクラウドのサンドボックスで動きます。

  • 進行の見え方:メッセージを送ると、スレッド下部の作業中のインジケーターが、Claude が拾ったことを示します。質問や単発の依頼には直接返信し、長い作業にはチェックリストを出して、その場で更新します。Slack は編集の通知を出さないので、スレッドが止まって見えても、チェックが進んでいれば作業は動いています。壁に当たれば、たいてい返信で伝えます。作業に要るはずの時間をずっと過ぎてもスレッドが静かなままなら、固まったセッションとして扱います
  • 止める:チャンネルのスレッドでは、インジケーターの「Stop」で止め、セッションは残ります(誰が止めたかを示す1行が出る)。続けるにはスレッドで @Claude にメンションします。DM には「Stop」ボタンがなく、「is thinking…」と出ます
  • 最初の参加:人が初めて Claude をチャンネルに招待すると、Claude が自分から短い自己紹介を投稿し、チャンネルの履歴を読んで引き受けられる作業をいくつか提案します(ボットが追加したとき、組織共有のチャンネル、すでにメモリがあるチャンネルでは出ません)
  • 舵取り:スレッドに返信すれば、始めた人以外でもチャンネルの誰でも、動いているセッションを操作できます。@Claude を付け直す必要はなく、動いている作業に取り込まれます
  • メンションの扱い:チャンネルでは @Claude のメンションが応答を保証しますが、どこでも必須ではありません。1対1の DM と、Claude がすでに入っているスレッドは、メンションなしで届きます。Claude は、返信が妥当と判断したとき、メンションのないメッセージにも応えることがあるので、確実にしたいときはメンションを付けます。作業はクラウドで動くので、Slack を閉じても続きます。始め方の質問を DM で Claude に聞くこともできます
  • 最初の使い方:/invite @Claude でチャンネルに追加し(チャンネルのメッセージ欄から送る。スレッドの中からの /invite は Slack が拒否する。権限がないと出たら、Slack の「Channel details」の「Agents & apps」(版によっては「Integrations」)から「Add」で Claude を選ぶか、追加できる人に頼む)、@Claude what can you access from this channel? と送ると、動作確認と、届く範囲の確認ができます

主な使いみちです。

  • 監視とアラート:ダッシュボードの定期確認と、届いたアラートの調査(Datadog・Sentry・PagerDuty などの監視コネクションが要る)
  • 依頼のトリアージ:受付チャンネルで、答えられるものに答え、重複に印を付け、残りを振り分ける(Slack の内容だけで動く)
  • ドキュメントから答えを探す:方針や手順書の質問に出典つきで答える(Google Drive・Notion・Confluence などの文書コネクションが要る)
  • データの質問:普通の言葉の質問をウェアハウスのクエリとグラフにする(データウェアハウスのコネクションが要る)
  • プロジェクトの追跡と承認の催促:状況のダイジェストと、承認が付くまでのフォローアップ
  • スレッドから文書とチケット:決着した議論を、決定の文書・顧客への返信・起票済みのチケットにする
  • バグの修正:チャンネルで報告されたバグを、ドラフトの PR にして返す(GitHub が要る)
  • 自分のチャンネルでの作業:ちょっとした質問、フォローしていないチャンネルのダイジェスト、自分がやると言ったことの追跡

チャンネルと DM#

困ったときの見方です。

見えるもの 意味 すること
@Claude と打っても候補に APP バッジつきの Claude が出ない Claude アプリがワークスペースに入っていない Slack 管理者にアプリの導入を頼む
メンションは送れるが Claude が返信しない そのチャンネルの設定が終わっていない Claude 組織の管理者に、そのチャンネルで Claude Tag を有効にするよう頼む
「I couldn't find a Claude Code environment for your account」と返る この DM の環境が解決できない(1対1の DM は組織でなく自分のアカウントで動く) もう一度メンションする
場所 アクセス 帰属 向く用途
チャンネル 管理者が設定したチャンネルのコネクション エージェント自身のアカウント チームに見せたい共有の作業
グループ DM 管理者がワークスペースと組織に設定したコネクション エージェント自身のアカウント チャンネルを作らずに数人で行う共有の作業
1対1の DM 自分の claude.ai のコネクタ 自分(ただし PR は DM でも Claude GitHub App が作る) 自分のデータでの個人の作業

チャンネルでは、依頼者の席は不要で、既定でペア済みワークスペースの誰でも @Claude を呼べます(Owner が、Claude 組織のメンバー、Enterprise では特定のロールに絞れます)。1対1の DM は自分の claude.ai アカウントで動き、すべてのメッセージが @メンションなしで届きます。グループ DM にも、チャンネルと同じ「誰が Claude を使えるか」の制限が当てはまり、作業は組織の usage balance に課金されます。1対1の DM の席には Claude Code が含まれている必要があります(Enterprise では、Cowork も持つ人の「Standard」または「Usage-Based Chat」シートでも可)。Owner は1対1の DM を組織全体で無効にできます。

Claude Tag と Cowork・Claude Code の違いです(チームの作業は Claude Tag、個人の作業は Cowork か Claude Code)。

Claude Tag Cowork Claude Code
場所 Slack のチャンネル claude.ai のチャット ターミナルか IDE
誰のアクセスか チームのもの(管理者がチャンネルごとに設定するサービスアカウントの資格情報) 自分のもの(個人の OAuth コネクタ) 自分のもの(ローカルの資格情報とファイルシステム)
作業が見える人 チャンネルの全員 自分だけ 自分だけ
向く用途 チームが見て舵取りする共有の作業 個人の調査と下書き 自分のチェックアウトでの実際のコーディング

使える条件と費用#

  • Team・Enterprise で、Anthropic の1次サービス。Free・Pro・Max と、サードパーティの配備では使えません
  • 費用:Claude を Slack に足しても席ごとの課金は増えません。チャンネル・スレッド・グループ DM の作業は、Owner が資金を入れる usage balance から使用量で課金され、支出上限が、請求期間ごとに Claude Tag が使える額を決めます。1対1の DM(Claude アカウントを接続済みのメンバー)はこの残高を使わず、送信者の席の通常の上限に従います。Claude アカウントを接続していないメンバーからの DM は、期間限定で組織に課金されることがあります
  • 試験運用:支出上限を付けて試し、管理設定の使用量ページでチャンネルごとの内訳を見ます。組織に導入時の利用クレジットがあれば、それを使って試せます。クレジットが覆う使用量は使用量ページに $0.00 と出るので、その間は claude.ai/analytics/claude-tag の「Spend by channel」の「List price」列を見ます
  • 組織が Zero Data Retention(ZDR)や顧客管理の暗号鍵(CMEK)を使っていると使えません(チャンネルのメモリとセッションの文字起こしを保存するため)

セッションの仕組み#

チャンネルのトップレベルでメンションすると、チャンネル自身のセッションが拾います。調査・ツール・長いやりとりが要る作業は、そのメッセージの下のスレッドに専用のセッションを作り、以後そのスレッドはそのセッションに結びつきます。要求は次の5段階で動きます。

  1. セッションの開始:@Claude に作業セッションが要る依頼をメンションするか、定期のルーティンが走る
  2. サンドボックスの構築:スレッドごとに、独立した作業環境ができる
  3. 作業ループ:チャンネルのアクセスで作業を進め、チェックリストをその場で更新する
  4. 結果がスレッドに届く:回答・文書・グラフ・PR
  5. 静かな期間:サンドボックスは解放され、スレッドは残る。新しい返信が来ると、サンドボックスを作り直してループがまた始まる
  • サンドボックスは、文書の読み取り、コードの実行、グラフの作成、PR の作成ができる本物の作業環境です。GitHub のリポジトリをサンドボックスにクローンして編集し、ブランチか PR として GitHub に押し戻します。Claude Code on the web を動かすのと同じエンジンです
  • 同じチャンネルの2つのスレッドは、別々のセッションで、状態を直接共有しません。チャンネルのトップレベルで動くときは、スレッドとは別に、チャンネル自身のセッションが1つあり、トップレベルのメッセージを読んで、トップレベルのメンションを処理します
  • スレッドは残りますが、裏のサンドボックスは残りません。セッションがターンを終えて数分すると、サンドボックスは解放され、次のメッセージで同じセッションが新しいサンドボックスで再開します。スレッドのセッションは、スレッドが使われるかぎりこの形で再開し続け、新しいセッションに置き換わるのは次の2つの場合だけです:誰かが @Claude !restart を送った(すぐにアーカイブして新しいセッションを始め、スレッドを読み直す)、セッションが固まって失敗した(次のメッセージが来たときに置き換える)
  • アイドルをまたいで残るもの:会話とその文脈、チャンネルメモリ、外のシステムに push・投稿・PR にした作業。サンドボックスの中にしかないファイルは残らず、頼めば作り直す
  • チャンネル自身のセッション(スレッドの外のトップレベルを扱うもの)は、スレッドのセッションより長く生きます。チャンネルとそのスレッドで約1時間動きがないか、セッションの開始後にチャンネルの設定が変わると、新しいものに置き換わります。約1日たったセッションも置き換わりますが、チャンネルと作業中のスレッドが静かになるまで待ちます。チャンネルメモリと履歴は影響を受けません。また、最後に投稿か返信をしてから約100件のトップレベルのメッセージが届くと、Claude はそのチャンネルのトップレベルを読むのをやめます(@Claude のメンションで読み始める)。この数値は既定で、変わることがあります
  • スレッドは、始まるときにスキル・プラグイン・カスタム指示を固定し、動いているスレッドはその組を保ちます。コネクションとドメインのルールはリクエストごとに強制されるので、管理者が途中で足したものは動いているスレッドでも効きます(ただし Claude は新しいコネクションを知らせないので、サービスの名前を挙げて頼む)。あらゆる種類の変更を拾うのは新しいスレッドです
  • 何も接続していなくても、自分のスレッドとチャンネルの履歴(ピン留め項目を含む)の読み取り、ワークスペースの内容の検索、サンドボックス内でのコードの実行(投稿された CSV からのグラフ、長いスレッドからの文書)はできます

Claude が結果を返す形です。

形 内容 出る場面
返信 Slack のメッセージとしての回答・一覧・要約 質問と短い結果
ファイルかグラフ 誰かがファイルを共有するのと同じようにスレッドに添付 データ、画像、生成した文書
最新に保たれるページ 上のどれかを、時間をかけてその場で更新する ダイジェスト、索引、定期レポート
ホストされたページ claude.ai に公開した Web ページをスレッドにリンク ダッシュボード、試作、レポート

ホストされたページはセッションの終了後も残り、スレッドで頼めば更新されます。チャンネルにアクセスできる人は誰でも開けます。コードの作業では、Claude GitHub App が作るドラフトの PR がスレッドにリンクされるのが普通です(アーティファクトと同じもので、公開範囲はチャンネル単位)。

スレッドの編集と削除は、返信のようには舵取りになりません。

操作 Claude への届き方
メッセージの編集 編集のたびに、編集前と後の内容を示す通知が届く。どちらもセッションの文字起こしに入り、Anthropic が保存するものから前のテキストは消えない。編集は新しい作業を始めず、@Claude を足しても Claude を呼び直さない
返信の削除 通知は届かず、すでに読んだ版が残る。Slack で消しても、セッションの文字起こしからは消えない
スレッドの最初のメッセージの削除 そのスレッドでの作業を止め、セッションを閉じる(返信の有無を問わない)。すでに push や投稿したものは残る。閉じるのはアーカイブで、削除ではないので、消したメッセージを含む文字起こしは、そのデータが削除されるまでチャンネルの Claude のデータに残る。新しいスレッドで作業を再開する
軌道修正 Claude が反応するのは返信。編集はメモとしてだけ届き、削除した返信は届かない。変更は新しい返信で言う

何が見えるか#

  • 自分のスレッドとチャンネルを読みます。既存のスレッドの途中で @Claude にメンションすると、スレッド全体ではなく、メッセージの窓を渡し、他のボットの返信は除かれます。長いスレッドでは、重要なことを言い直します
  • 参加しているチャンネルで動きますが、参加していない公開チャンネルのメッセージも、Slack のユーザーと同じ検索でキーワードから見つけられます。ゲストを含むチャンネルでは、ワークスペース検索は使えません。管理者は検索を、Claude が参加しているチャンネルに絞れます
  • 他のチャンネルへの動き:同じワークスペースの、Claude が参加している公開チャンネルに投稿できます(たとえば #team-eng で「#announcements に要約を投稿して」と頼む)。Slack Connect のチャンネルと、Enterprise Grid でワークスペースをまたいで共有されたチャンネルには投稿できません
頼む場所 他のチャンネルを読む そこへ投稿・返信・リアクションする
公開チャンネル できる(頼むチャンネルにゲストがいる場合を除く) できる
非公開チャンネル できる(頼むチャンネルにゲストがいる場合を除く) できない
グループ DM できる(グループ DM にゲストがいる場合を除く) できない
Claude との1対1の DM できる 新しいトップレベルの投稿のみ。各投稿の前に「Approve and post」を選ぶ
  • 帰属の行:会話の外へ投稿するメッセージには、元の場所を示す行が付きます(例:「Sent by Claude in #team-eng on behalf of @jordan」、DM では「Sent by Claude, approved by @jordan」)
  • 別チャンネルに投稿されたメッセージへの返信は、依頼したセッションには届きません。続きは、頼んだスレッドで返信します
  • Claude が対象チャンネルのメンバーでなければ、対象チャンネルの中で /invite @Claude を送ります(DM から頼んだ場合は、投稿を承認すると Claude が追加されます)。ゲストを含むチャンネルへは、そのチャンネルに当たる「How should Claude work in channels with guests」の設定が「Full access」のときだけ投稿できます
  • 添付するもの:画像と PDF は直接読みます。それ以外のファイルは作業ファイルに置き、必要なときに開きます。Slack のキャンバスは読めません。貼ったリンクは、管理者がそのチャンネルでそのサイトを許可しているか、自分のログインが要るファイルなら、自分のコネクタの利用を許可した場合に読めます
ファイルの種類 上限
画像 1枚あたり約 3.75 MB
PDF 1つあたり 5 MB
その他(スプレッドシート・コード・アーカイブ・文書) 1つあたり 100 MB
ファイル数 1メッセージあたり5つまで(6つ目以降は無視される)

上限を超える画像や PDF は読めず、メッセージの残りから答えます。画像を縮小する、PDF を分割する、テキストを貼り付ける、で渡せます。Slack は、個人のアカウント設定(サイドバー、通知設定、チャンネルの参加状況、他の人との DM)をアプリに公開しません。

Claude Code ユーザーのための対応関係#

Claude Tag は Claude Code と同じエンジンで動きます。セッションは、組織が設定したサンドボックスで動き、手元のマシンの設定は届きません(セッションがマシンを読めないため)。~/.claude・個人の settings.json・シェルの環境・ローカルの MCP サーバーは読み込まれません。多くの設定は、管理者がチャンネル全体の対応するものを設定し、いくつかは対応するものがありません。

セッションが始まるとき:サンドボックスは新しく、リポジトリはチェックアウトされていません。メッセージが、チャンネルに許可されたリポジトリを名指しすると、Claude がクローンし、クローンが終わると、CLAUDE.md・.claude/CLAUDE.md・.claude/rules/*.md・.claude/skills/ のスキルが読み込まれます。リポジトリの .claude/settings.json のフックは、セッションでは動きません。

手元の Claude Code の設定 Claude Tag での対応
/model 管理者がチャンネルごとの既定のモデルを設定し、スレッドでモデルを切り替えられる
/fast Owner が fast mode を許可したあと、スレッドで @Claude !fast でオンにする
effort 設定できない。モデルの既定の effort で動く
.mcp.json の MCP サーバー リポジトリにコミットされていても読み込まれない。外部サービスへは、管理者がチャンネルに設定したコネクション経由でだけ届く(各コネクションがそのサービスの資格情報を持つ)
環境のシークレットと API キー 管理者がチャンネルのコネクションとして用意する。生のキーはサンドボックスに入らず、ネットワーク層で要求に付与される
環境変数 管理者が、チャンネルのセッションが動く環境に設定し、チャンネルの全セッションが読む。個人の環境はない。値は環境の全セッションから読めるので、シークレットはコネクションとして足してもらう
個人の settings.json 読み込まれない
ワークスペース用のセットアップスクリプト 管理者が環境にセットアップスクリプトを設定し、各セッションの開始時に入っている。1つのリポジトリ向けの準備には、CLAUDE.md のインストール手順を使う
権限のプロンプト セッションは auto モードで動き、Claude の権限チェッカーが各操作を審査して止められる。管理者が auto モードの許可ルールで定型の操作を事前承認する
  • スレッドとセッション:スレッドで @Claude にタスクを頼むとセッションが始まり、専用のサンドボックスを持ちます。同じスレッドの返信がセッションを続けるので、--continue や /resume はありません。並行作業は、ターミナルの別タブのように別のスレッドで走らせます
  • 認証情報:チャンネルでは、管理者が用意したサービスアカウントで動き、PR は依頼者本人ではなく Claude GitHub App から出ます。自分のコネクタを使うのは、許可した後の自分の依頼です。DM は自分の claude.ai アカウントで動くので、自分の認証情報での Claude Code セッションに最も近い形です
  • API で自作する Slack ボットとの違い:自作は、チームが書いてホストし、自分のキーで API を呼び、自分の Slack トークンを持ちます。Claude Tag は Anthropic がホストする Slack アプリで、ホスティング(スレッドごとの Claude Code セッションとサンドボックス)、資格情報(Agent Proxy がサンドボックスの外のネットワーク境界で付与)、カスタマイズ(カスタム指示・チャンネルメモリ・ルーティン)、ガバナンスと課金(アクセス制御と支出上限は claude.ai の管理設定、使用量は組織の usage balance に課金)が組み込みです

ヒント

複数のスレッドにまたがって残したい指示は、チャンネルメモリに入れます。@Claude remember for this channel: reports go out as tables のように頼みます。リポジトリの規約は CLAUDE.md に置きます。

コマンド#

@Claude のすぐ後に、! で始まる決まった語を書くと、通常のターンを始めず、決まった動作を実行します。!help・!configure・!restart・!status・!mute・!unmute は単独で書く必要があり、ほかの語を足すと通常のプロンプトになります。!fast は単独か on・off を付けて使います。!feedback・!routines・!fork は、後ろに文字を付けられます。

コマンド 動作
@Claude !help そのワークスペースで使えるコマンドを返す(ワークスペースごとに違うことがある)
@Claude !configure チャンネルの Configure ページ(claude.ai)へのリンクをスレッドに返す。チャンネル指示の編集などに使う。DM ではチャンネル設定がないので、Claude Tag の管理ページへのリンクを返す
@Claude !restart 止まった、または間違った文脈を抱えたセッションを、アーカイブして新しいセッションで置き換える
@Claude !status Claude がまだ作業中かを、自分にだけ見えるメモで答える(作業は中断せず、新しい依頼でもない。会話の引用や作業内容は出ない)
@Claude !mute 実行したスレッドで Claude が返信しなくなる(スレッド単位。チャンネル全体のミュートはない)
@Claude !unmute ミュートを解除する
@Claude !fast・@Claude !fast on・@Claude !fast off fast mode(高速な出力。トークンあたりのコストが高い)を、オン・オフにする。!fast と !fast on は同じで、off で標準の速度に戻る。それ以外の文字が続くと通常のプロンプトになる
@Claude !feedback Claude Tag への意見を送るフォームを Slack で開く。後ろに文字を書くと、下書きとして入る(例:@Claude !feedback the channel summary skipped the pinned thread)
@Claude !routines チャンネルのルーティンを返す。別のチャンネルは @Claude !routines #other-channel(そのチャンネルのメンバーで、同じ組織のものに限る。自分にだけ見える返信で届く)
@Claude !fork <prompt>/@Claude !fork #channel <prompt> Claude が参加しているスレッドの会話を、新しいスレッドに続ける(チャンネルを省くと同じチャンネル、指定すると別のチャンネル)。プロンプトは必須
  • !restart の確認と失敗:新しいセッションの準備ができると Claude が知らせます。完了できなければ知らせるので、もう一度実行します。
  • !restart の効く範囲:スレッドでは、そのスレッドのセッションを置き換え、新しいセッションはスレッドを読み直す(メッセージにあるものは残り、それ以外は落ちる)。チャンネルのトップレベルでは、チャンネルのセッションを置き換え、新しいセッションは前の続きから始める。自前のセッションがないチャンネルでは、何も再起動せず、自分にだけ見えるメモで知らせる。スレッドを直接メッセージできる権限が要る(観察だけの人は再起動できない)
  • !mute の影響範囲:ミュートはスレッド単位で、ほかのスレッド・チャンネルのトップレベル・ルーティンの投稿・サービスの通知には影響しません
  • !mute の補足:チャンネルのトップレベルで !mute を実行すると、スレッド内で実行するよう促すヒントが出ます。チャンネル全体で、頼まれない返信を静かにするには、チャンネルの「Respond automatically」設定をオフにします。ミュート中のスレッドで @Claude に依頼をメンションすると、ミュートが解除されます(!status ではミュートのまま)
  • 低評価のボタン:Claude の返信の一部には高評価と低評価のボタンが付いており、低評価を選ぶと、そのスレッドをミュートして投稿を止めます。:mute: Claude is muted in this thread で始まる通知がスレッドに出ます。Slack の 👎 の絵文字リアクションはミュートしません。戻すには @Claude !unmute か、スレッドで @Claude にメンションします。直した答えが欲しければ、スレッドで @Claude にメンションして何が悪かったかを伝えます(このメンションでミュートも外れる)
  • !fast の確認:モデルが替わったときは、確認の返信に新しいモデル名が出ます(例:Fast mode is on for this thread. Switched to claude-opus-5-5, since the previous model has no fast mode.)。Sonnet などのセッションで返信が Fast mode is on for this thread. だけなら、モデルを替えられていません(標準の速度のままで、原因の1つは使える Opus がないこと)
  • !fast の補足:fast mode は Opus のモデルで動くので、モデルも変わることがあります。Opus のモデルのセッションはそのモデルのまま、ほかのモデル(Sonnet など)のセッションは、使える中で最新の Opus に切り替わり、!fast off のあとも Opus のままです(戻すには、モデルの切り替えを頼む)。速くなるのは、その Opus の版が fast mode に対応しているときだけです。送った場所で変わる対象は、スレッドならそのスレッドのセッション(Claude がまだ入っていないチャンネルのスレッドでは、最初から fast mode でセッションを始める)、チャンネルのトップレベルならチャンネル自身のセッション(スレッドのセッションの速度は変わらない。オフにするのも、確認の返信の下でなくトップレベルで !fast off)、DM なら、Claude がすでに作業しているスレッドの中だけです。確認は、会話の全員に見える返信で出ます。動かないときは理由が返ります:組織で fast mode がオンでない(Owner に許可を頼む)、ゲストがいるチャンネルでは使えない、Claude を使えるワークスペースのメンバーだけが変えられる、チャンネルにセッションがない(スレッドで実行する)、止めるセッションがない、変更に失敗した(もう一度実行する)。ほかの会社と共有しているチャンネルでは !fast に答えません
  • !routines の補足:後ろの1語が、チャンネルのメンションか ID でなければ、使い方を返します。2語以上を足すと、通常のプロンプトになります
  • !fork の補足:新しいスレッドの最初のトップレベルのメッセージが元のスレッドへリンクし、元のスレッドには新しいスレッドへのリンクが返ります。別のチャンネルへは、Slack の # の補完から選んでチャンネルのメンションにします。そのチャンネルは公開で、自分と Claude の両方が参加している必要があります(Enterprise Grid では、同じ Claude 組織にペア済みの別のワークスペースの公開チャンネルも可。ワークスペースをまたいで共有されたチャンネルは不可)。公開チャンネルのスレッドからだけ使え、非公開チャンネル・DM・グループ DM のスレッドは分岐できません。設定できないときは、自分にだけ見えるメモが出て、どちらのチャンネルにも何も投稿されません

ルーティン(定期・常駐の作業)#

ルーティンは、スケジュールで動く常駐の作業です。作業を走らせたいチャンネルで設定し、そのチャンネルのコネクションを、入力した依頼と同じ権限で使います。

種類 内容 例
定期ジョブ スケジュールと作業を1つのメッセージで伝える。繰り返す投稿が読みやすいよう、出力の形式も書く @Claude every weekday at 9am, read the open threads in this channel, ... post a one-line status per item.
チャンネルの監視 指定したチャンネルを監視し、話題に合うものがあればここへ投稿させる。チャンネルと話題の両方を書く @Claude watch #product-announce, ... Once a day, post here if anything is relevant to user education.
プルリクエストの購読 1つの PR を購読し、更新(コメント・チェックの失敗・マージ)に反応する。GitHub のイベントに反応する唯一の方法で、新しい PR ごとなど他のリポジトリイベントで動くルーティンは、Slack からは設定できない @Claude subscribe to PR #482 in acme/data-pipeline. When CI finishes or a review lands, post here, ...

レシピです。チャンネル名・リポジトリ・時刻を自分のものに置き換え、スケジュールは UTC で動くので、各メッセージにタイムゾーンを書きます。

レシピ 内容
毎日のスタンドアップ要約 朝に、開いているスレッドと、誰かの返事待ちのものをまとめる。@Claude every weekday at 9am Pacific, post a summary of open threads in this channel and anything that looks like it's waiting on someone.
週次のチャンネルダイジェスト 週の終わりに1回、決まったこと・未解決・返事待ちをまとめる。@Claude every Friday at 3pm Eastern, post a digest of this week ...
マージまで PR を見守る CI・レビュー・マージの動きを投稿し、失敗があればメンションする
モニターが鳴ったときの調査 一定間隔でアラートのダッシュボードを前回の状態と比べ、新しいものには、いつ始まり何が変わったかと最初に見るところを投稿する。変化があったときだけ投稿する。Datadog や PagerDuty などの監視コネクションが要る
新しい依頼の自動トリアージ 依頼が来たら、重複の確認、答えがあれば直接回答、なければ担当に1行の要約で回す。スケジュールではなく常駐の役割なので、「remember for this channel」でチャンネルメモリに保存する。週次の集計と組み合わせると、メンションなしの投稿も拾える
  • 結果の投稿先:スレッドの中で設定したルーティンは、そのスレッドのセッションが続く限り、実行のたびにそのスレッドに報告するのが普通です(結果をスレッドに置きたいなら、設定するときにそこへ報告するよう頼みます)。スレッドで @Claude !restart を送ると、ルーティンはスレッドの新しいセッションへ移って報告を続けます。スレッドのセッションが固まって失敗した場合は、ルーティンが置き換えのセッションに移らず、以後の実行は、チャンネルのトップレベルに投稿するのが普通です。結果をスレッドに戻すには、ルーティンを無効にして、そのスレッドから設定し直します。チャンネルのトップレベルで設定したルーティンは、実行ごとに短いトップレベルのメッセージで知らせ、作業はその下のスレッドで行います。ルーティンの投稿への続きは、その下の返信で @Claude にメンションします
  • 管理:チャンネルの誰でも、一覧(「what routines do you have set up in this channel?」か @Claude !routines。スレッドの中から普通の言葉で頼むと、そのスレッドのルーティンが先に出て残りが省かれることがあるので、「every routine in this channel」と頼むか、どこから送ってもチャンネルのルーティンを返す !routines を使う。ほかのチャンネルを出すにはチャンネルのメンションか ID を足し、Slack の補完から選んで本物のメンションにする。打った名前だけでは受け付けない)、再スケジュール・一時停止・停止(「disable the Friday rollup」「move the standup summary to 10am Pacific」のようにルーティンと変更を言う)ができます。ルーティンの内容を変えるには、止めてから、結果を投稿したいチャンネルで作り直します
  • チャンネルから見える:ジョブは、所属するチャンネル、または指定した、Claude が追加済みの別の公開チャンネルに投稿します。作った人がチャンネルを離れる、Claude 組織から外される、Slack アカウントが無効になっても、チャンネルのルーティンは動き続け、残っている誰でも無効にできます。DM で作ったルーティンは、その人のアカウントに属し、Claude 組織から外されると止まります
  • 境界:ジョブはチャンネルのコネクションで動く(対話の依頼と同じ)。グループ DM で設定したルーティンは、そのグループ DM にだけ出力を投稿する。ジョブの出力を別の公開チャンネルに投稿できるのは、ジョブ自身のチャンネルが公開で、Claude が対象チャンネルに追加済みのときのみ(元のチャンネルを示すラベル付き)。非公開や外部と共有したチャンネル、DM、グループ DM には投稿せず、人に直接メッセージもしない。ただし、ルーティンを設定した人の Slack アカウントが Claude アカウントに接続済みなら、完了や失敗の通知は送る
  • スケジュール:UTC で動く。タイムゾーンを書かなければ、Slack プロフィールのタイムゾーンを使う。設定された時刻は @Claude !routines(UTC で一覧する)で確認する。ルーティンは固定の UTC の時刻で動くので、夏時間の切り替えのたびに、時計が動く向きに1時間ずれる(太平洋時間の9時のルーティンは、時計が進むと10時、戻ると8時になる)。希望の現地時間に再スケジュールしてもらう
  • github.com のリポジトリに触れる定期ジョブは、管理者が対話の作業に設定したのと同じ GitHub 接続を使います

メモリ(Claude が覚えること)#

メモリはチャンネルに属し、人には属しません。各チャンネル(公開・非公開)が独自のノートを持ち、公開チャンネルからは、ワークスペース全体で読まれる「ワークスペースノート」も保存できます。1対1の DM では、あなたとの会話ごとに別のノートを持ちます。

メモリが貯まる3つの方法です。

  • 言って覚えさせる:remember for this channel: reports go out as tables のように頼む。文書の細部を保存するには、ファイルを添えて何を覚えるか名指しする(ファイル自体ではなく細部が保存される)
  • Claude が自分で保存する:作業中に、チャンネルが下した決定などをノートにする
  • 過去のセッションを読む:頼むと、チャンネルの過去のセッションを一覧して文字起こしを読む(全文検索はできないので、期間か話題を伝える)
Claude が作業している場所 読むもの 保存先
公開チャンネル そのチャンネルのノートとワークスペースノート そのチャンネルのノート。ワークスペース全体に当てはまることはワークスペースノート
非公開チャンネル そのチャンネルのノートと、ワークスペースノート(読み取りのみ) そのチャンネルのノートだけ
グループ DM そのグループ DM のノートだけ そのグループ DM のノートだけ

他のワークスペースのノートとは分かれ、1対1の DM も別です(1対1の DM のノートは、自分の Claude アカウントではなくワークスペースに保存され、Owner がワークスペースの連携を切ったときに削除される。自分が Slack で Claude アカウントの接続を外しても消えない)。チャンネルが公開と非公開の間で切り替わっても、チャンネルのノートはそのチャンネルに残ります。公開の間に保存したワークスペースノートは残るので、共有したくなければ Owner に削除を頼みます。

  • 確認と修正:@Claude what do you remember about this channel? で一覧できます。間違い・古いものは、更新または忘れるよう頼みます(チャンネルの誰でも読み書きできる)。修正の後は「Update your memory for this channel so this doesn't happen again」と頼むと、1回の修正が常設になります。数週間前のノートは、もう存在しないリポジトリや担当を指すことがあるので、定期的に見直させ、不要なものを落とさせます(週次のルーティンにもできます)。Owner は、管理画面(claude.ai/admin-settings/claude-tag)のスコープのオプションメニューから、メモリファイルを見る・編集・削除できます
  • 短く保つ:メモは、取捨された覚え書きで、文字起こしではありません。長い項目は他のものを押しのけるので、安定した事実を入れ、出来事の記録は入れません。長い手順書は、Claude が読めるリポジトリに置くか、チャンネルにリンクして、メモに内容を言い直しません

作業の渡し方#

  • 公開の場で働く:チャンネルの全員がスレッド(チェックリストと結果を含む)を読めると考えます。チームが書き残した決定・規約・事後検証は Claude が使える文脈で、DM の中や口頭だけの知識は Claude には見えません。個人的なことは DM に置きます
  • 舵取りを分け合う:他の人が始めたスレッドに返信することが、作業が進む形です。方針を変える、依頼者の知らなかったことを足す、結果を引き取って続ける、のどれもできます
  • 広くアクセスを与える:コネクション(管理者がそのチャンネルにつないだツール)が多いチャンネルほど、Claude が複数の情報源を結び付けられて、結果が役に立ちます。コネクションはエージェント自身の ID に紐づくので、チャンネルに与えても、誰かの個人のデータは公開されません
  • 道筋でなく行き先を伝える:欲しい結果を書き、手順は Claude に任せます
  • 散らかりを許す:DM の磨いた完成品より、スレッドに出た最初の下書きのほうが役に立ちます。スレッドは作業場で、成果物ではありません
  • 何を渡すか:「見て」のような活動ではなく、確かめられる結果を、最初の1文に書きます(「プロジェクトの状況を投稿して、出たら呼んで」は検証できる終点がある。「look at this」はない)
  • 文脈がすでにスレッド・チャンネル・接続したツールにあるなら、リンクして、欲しい成果を1文で書けば足ります。間違いを戻すのが高くつくときは、制約を詳しく書きます(守るべきルール、検証になる確認、触ってはいけないもの)
  • 完了の条件:条件を書かないと、Claude はスレッドを終われず、あなたも確認をやめられません。
終了条件 閉じる人 例
客観的な確認が通る Claude が自分で 「CI が緑になったら完了」
用意された結果を承認する 自分(1クリック) 「状況のメモを下書きして、承認用にここへ投稿して」
選択肢から選ぶ 自分(1語) 「方式 A と B を調べて、1つ勧めて」
検証できる条件がない 誰も閉じられない タスクではなく質問に言い換える
  • 時間をかけて調整します。新しいチャンネルでは、最初は Claude の出力をすべて確認し、出力が確認に耐えるにつれて、Claude が自分で閉じる範囲を広げます
  • 条件は Claude が観察できること(「CI が緑」には CI へのアクセスが必要。証拠が接続していないシステムにあるなら、自分で閉じる条件に変える)。条件に含むことを全部書く(「マージされるまで PR を見守って」だと、レビューコメントが残ったまま承認が揃った時点でマージされうる。承認・コメントの解決・自分の最終確認の3つを書く)
  • Claude が自分で閉じるタスクには、証拠(出典リンク・グラフ・テスト出力・差分)を添えさせます。長い作業では、成果物を、スレッドへの投稿、ブランチの push、ドラフトの PR の作成など、持続する場所に出させます。サンドボックスにしかないファイルは、アイドルの間に失われます
  • どの判断が自分に戻るかを伝えます。伝えないと、Claude が1件ずつ自分で判断します(先に見たかった変更を行う、確認を求めすぎて待ち時間ばかりになる)。

注意

タスクの制約や指示は Claude を導きますが、特定の操作を禁止はしません。入力したものは作業の文脈に入り、忘れられたり上書きされたりします。Claude にさせたくない操作は、リポジトリの権限・ブランチ保護ルール・必須チェックなど、会話の外で強制します。

  • 繰り返しの出力は形式を指定する:定期のモニターやダイジェストは、チャンネルに何度も投稿するので、1項目の長さ、ステータスの凡例、省くものを指定します。形が決まったら「use the format from your 9am post going forward」とも言えます
  • 動きを明示する:@Claude remember for this channel: keep replies to three sentences unless someone asks for detail. のように頼んで覚えさせます
  • 新しい作業には新しいスレッドを使います。各スレッドは独自のセッションを持ち、会話全体を各返信に持ち越すので、同じ作業の続きは同じスレッドで行います。新しいスレッドは、前のスレッドの開始後の設定変更を拾い、作業ごとに確認しやすく保てます。多くの作業を詰めたスレッドは、セッションに収まらない長さになります。既存のスレッドから、複数の独立した作業を始めるには、Claude にスレッドごとに開くよう頼みます。今の議論を新しいスレッドで続けるには !fork を使います
  • 確認の速度を合わせる:Claude は始めた数だけスレッドを動かしますが、確認はあなたを通るので増えません。1つのプロジェクトに1つのチャンネル、確認はまとめて行う、終わったスレッドに ✅ を付けてダイジェストのルーティンにスキップさせる、の3つが効きます
  • 人や @ユーザーグループへの通知:Claude はチャンネルに人を追加できず、通知するかも決めません。公開チャンネルでは、参加していなくても Activity に通知され、非公開チャンネルでは通知されず、招待されるまで見えません。オンコールのグループなどを通知するには「グループに通知して」と頼みます(ハンドルをただの文字で書くと、誰にも通知されません)。再承認の案内が返る場合は、ワークスペースの Claude アプリが、グループのメンションに要る Slack の権限より前のもので、Slack 管理者に再承認を頼みます。Claude は @channel・@here・@everyone を絶対に出しません

使う面の選び方です。

チームのチャンネル 自分用のチャンネル 1対1の DM
アクセス 管理者が設定したチャンネルのコネクション 同左 自分の claude.ai のコネクタ
メモリ チームが育てるチャンネルメモリ 自分が育てるチャンネルメモリ チャンネルとワークスペースのメモリの外
作業が見える人 チャンネルの全員 自分と、招待した人 自分だけ
課金 組織 組織 自分の席
向く用途 チームが見て舵取りする共有の作業 自分の質問、ダイジェスト、フォローアップ(チームメイトが引き継げる場所に置く) 自分のコネクタでの個人の作業、共有のチャンネルコネクションを通したくないデータ

グループ DM は、チャンネルを作らずに数人で行う共有の作業向けで、Claude は管理者がワークスペースと組織に設定したアクセスを使い、課金は組織です。自分と Claude だけのチャンネルを作れば、チームのチャンネルと同じ動きになります。複数の面が使えるなら、チャンネルを選びます(そこでの作業は、後のスレッドで引き出せ、チームメイトが見つけて舵取りでき、積み上がる)。DM からでも、公開チャンネルについて答えを非公開のまま聞けます(summarize the last week of #product-feedback のようにチャンネルを名指しする)。Slack の検索は DM からもチャンネルからも同じ公開チャンネルに届くので、DM の利点は答えが非公開なことで、届く範囲が広いことではありません。公開チャンネルの全履歴を読むには、Claude がそのチャンネルのメンバーである必要があります(読めないと言われたら、そのチャンネルの中で /invite @Claude を送ります)。非公開チャンネルは、その中からだけ読めます。Slack Connect(他社と共有)のチャンネルでは応答せず、別のワークスペースのチャンネルには投稿できません。

Claude に覚えさせる場所です。

覚えさせたいこと 置く場所 書ける人 届く範囲
このチャンネルの動き(形式・口調・いつ応答するか) チャンネルメモリ(言って覚えさせる) チャンネルの誰でも このチャンネル(公開チャンネルから、Claude がワークスペースノートとして保存した場合はワークスペース)
1つのリポジトリの規約と準備(ファイル配置・PR ラベル・入れる依存関係) リポジトリのルートの CLAUDE.md リポジトリへの書き込み権限がある人 そのリポジトリで動くすべてのセッション
メモリより優先するこのチャンネルの常設ルール Configure ページの「Channel instructions」 チャンネルのメンバー(管理者が制限していなければ) このチャンネル
チャンネルで言い出したくない訂正 「Managed instructions」(非公開の管理チャンネルから書く) 管理チャンネルの正式なメンバーで、組織に Claude アカウントがある人(Owner か Admin が設定した後) このチャンネル
ツールの使い方や手順(組織全体) 組織のプラグインマーケットプレイスのスキル 組織の Owner が追加する。誰でも、変更の PR を出すよう Claude に頼める 付けたスコープの下のすべてのチャンネル
多くのチャンネルにまたがる常設ルール ワークスペースか組織のスコープのカスタム指示 組織の Owner(またはワークスペースのスコープでは Claude Tag の管理者) そのスコープのすべてのセッション

CLAUDE.md は指針で、必須のステータスチェックはゲートです。変更を頼んだ本人以外の承認を求めたいときも、リポジトリのルールにします。PR にラベルやチェックが必須なら、メモリやスキルではなく、リポジトリのルールにします。サンドボックスは標準のプリインストールツールで動き、言語ランタイムや DB クライアントが要るなら、CLAUDE.md にインストール手順を書きます。

チャンネルの Configure ページ:返信のフッターの「Configure」リンクか、@Claude !configure で開きます(DM と組織共有のチャンネルの返信には「Configure」リンクがありません)(claude.ai なので、Claude 組織にサインインが必要。管理者が編集を制限すると、メンバーには読み取り専用)。「Respond automatically」のトグルは、@メンションなしでチャンネルに返信するかを決めます。「Channel instructions」は、チャンネルの新しいセッションすべてが読む常設の指針(目的・規約・口調・やる/避けること)で、チャンネルメモリより優先され、管理者がワークスペース・組織に設定した指示と並びます。保存すると、新しいセッションから効きます。「Tools and access」タブには、チャンネルから届くサービス(Connections)と許可ドメインが出て(このページでは変えられない)、「Plugins」カードで、管理者が編集を管理者に限らなければ、プラグインを足せます。チャンネルの管理者(channel manager)に任命されていれば、アクセスバンドルとリポジトリのカードも編集できます。

モデルの選択#

Claude Tag の返信は、必ず1つの Claude モデルからで、普通の言葉で頼んで選びます。各返信のフッターが、処理したモデルを示します。選べるモデルは組織が決めます(Opus と Sonnet のモデルなど、組織が許可するもの)。

やりたいこと 方法
スレッドのモデルを切り替える スレッドで言葉で頼む(例:@Claude switch to Claude Opus 5.5 for the rest of this thread.。「use the latest Opus here」のようにモデルのファミリーを名指しでき、組織が使える中で最新のものに切り替わる)。切り替えを受けた返信のフッターは前のモデルのまま(切り替えの前に書かれるため)で、その次の返信のフッターに新しいモデルが出る。そのスレッドだけが変わる。1対1の DM でも同様で、その会話だけに効く(グループ DM では、頼んだスレッドに効く)
チャンネルの既定を変える @Claude use Sonnet for this thread, and make it the default model for this channel. のようにチャンネルについても頼む。新しいスレッドがその既定で始まり(バージョンでなくファミリーを頼んだなら、既定はそのファミリーに従い続け、組織に新しいモデルが入ると、新しいスレッドは設定を変えなくても新しいほうで始まる)、進行中のスレッドは、次に誰かが投稿したときに切り替わる(そのスレッドで誰かがすでにモデルを切り替えさせていなければ)。管理者がスコープの「Channel member edits」を「Block」にしていると、Claude は既定の設定を断るので、スレッドだけにするよう頼む。管理者は claude.ai からワークスペースやチャンネルごとに同じ既定を設定できる
DM のモデルを選ぶ Slack の Claude アプリの「Home」タブ。組織でモデルの選択が有効なら、1対1の DM 用のモデルセレクターが出る(「Opus (latest)」のようなファミリーの選択肢が個別の版より上に並び、ファミリーを選ぶと、新しい DM の会話が、そのファミリーの最新のモデルで始まる)。そこで選んだものが、新しく始める DM の会話に使われる(進行中の会話は変わらないので、その会話で切り替えを頼む)。組織が許可するモデルだけが出る
fast mode で動かす Owner が組織で許可したあと、スレッドで @Claude !fast。スレッドが Opus 以外なら、使える最新の Opus に切り替わる。そのスレッドだけに効き、新しいスレッドは標準の速度で始まる。@Claude !fast off・モデルの切り替えの依頼・スレッドのセッションの置き換え(!restart など)で標準の速度に戻る。ゲストがいるチャンネル(チャンネルだけのアクセスで動く)とほかの会社と共有しているチャンネルでは使えない
使えるモデルを見る スレッドで @Claude what models can I use here?。リストにないモデルを頼むと、使えないと伝えられ、スレッドは元のモデルのまま

管理者向けの導入(Claude Tag)#

Claude Tag の設定は組織で1回、claude.ai/admin-settings/claude-tag で行います。実行には、Team か Enterprise プランの Claude 組織の Owner ロールが要ります。「Start setup」(途中なら「Resume setup」)を押すと、設定ページが次の手順を順に案内します。

  1. Slack ワークスペースのペアリング:Slack アプリを入れ、ペアリングコードを入力する
  2. 使用クレジットの購入:組織がドル建てのカード払いで、クレジットがないときだけ出る
  3. Claude Tag の起動:Claude をチャンネルに入れ、Claude Tag をオンにする

ペアリングのあとで設定ページを離れたときは、「Resume setup」で次の手順から続けられます。起動の手順の選択は、「Launch Claude Tag」を押すまで保存されません。起動したら、ツールへのアクセスを与え、設定を確かめます。Claude は、ペアリングと起動の前は Slack でメンションに答えません。

事前に必要なもの#

前提 理由 なければ
claude.ai の Team か Enterprise プラン Claude Tag は Team・Enterprise の1次サービスで使える。Free・Pro・Max とサードパーティ配備では使えない claude.com/pricing で始める
ZDR も CMEK もない Claude 組織 Claude Tag はチャンネルメモリとセッションの文字起こしを保存し、ZDR は許さない。CMEK のポリシーも許さない ZDR か CMEK の組織では使えない
組織で「Routines」を有効にする 有効でないと、すべてのメンションと DM に、使えない旨を返して何もしない 管理者が「Admin settings > Capabilities > Remote sessions > Routines」をオンにする
設定する Claude 組織の Owner ロール ワークスペースのペアリングは Owner だけが書ける。ロールは組織ごとなので、別の組織の Owner は引き継がれない Owner に実行を頼むか、claude.ai/admin-settings/members で昇格してもらう
Slack ワークスペースの管理者 @Claude connect の実行には Slack のワークスペース管理者が必要で、アプリの導入も普通は管理者が要る 別の人なら早めに依頼する(アプリの承認に時間がかかる)。ペアリングコードは発行から15分で期限切れになるので、一緒にオンラインでいられる時間を決める
使用クレジット(Team プラン) チャンネルの作業は組織の usage balance を使う。Team プランではクレジットを入れるまで何も動かない claude.ai/admin-settings/usage で購入する
Claude が参加する公開チャンネル 起動の手順で、少なくとも1つの公開チャンネルを選ぶ。そこで設定を確かめられる 試験用に公開チャンネルを作るか、既存のものを選ぶ

サービスが IP で通信を制限しているなら、ネットワーク要件の依頼をネットワーク担当に早めに出します(IP 許可リストの変更は承認に数日かかる組織が多い)。「Start setup」の代わりに「View setup guide」と「Go to chat」が出たら、サインイン中のアカウントは設定を実行できません。

設定の手順#

  1. Slack ワークスペースのペアリング:設定ページの「Add the Claude app」から Slack Marketplace(claude.com/claude-for-slack)を開き、「Add to Slack」で権限を承認する(導入済みでも押すと、既存の設定を保ったまま上書き導入になる。Enterprise Grid では Slack 側の操作が2つ要る)。任意のチャンネルで /invite @Claude で Claude を追加する(入ると Claude が短い歓迎のメッセージを出す)。そのあと @Claude connect を他の文字なしの新しいメッセージとして送ると、自分にだけ見える返信でペアリングコードが出る(Slack のワークスペース管理者か Grid の組織管理者だけが実行できる。ほかの人には誰に頼むかが返る。コードは1度だけ使え、15分で期限切れ)。招待を飛ばすと Claude がチャンネルにいない旨の通知と「Add Them」ボタンが出るので、押してからもう一度 @Claude connect を送る。設定ページの「Paste the pairing code」欄に貼ると、「Connected to」とワークスペース名が出る。「Pair workspace」を押す。ペアリングはワークスペース全体に及ぶ。Enterprise Grid では、@Claude connect の返信に workspace_ で始まるコードと enterprise_ で始まるコードの2つが出て、Grid 全体をペアリングするには enterprise_ のコードを貼る
  2. 使用クレジットの購入(該当するときだけ):Team か自己申込みの Enterprise プランで、ドル建てのカード払いで、クレジットがない組織にだけ出る。金額を入れて「Buy now」で保存済みの支払い方法に請求される。買わずに進むには「Skip」を選び、チームがメンションする前に claude.ai/admin-settings/usage で買う。ほかの組織は、ペアリングから起動の手順へ進む
  3. Claude Tag の起動:
    • 月ごとの支出上限:$500・$1,000・$2,500・$5,000・「Unlimited」・「Custom」(上限 $1,000,000 までの米ドル額)から選ぶ(組織にまだ Claude Tag の上限がなければ $2,500 が選ばれている)。上の「使用クレジットの購入」の手順が出た場合は、起動の手順に上限の選択はないので、起動後に claude.ai/admin-settings/usage/claude-tag で設定する
    • Claude を入れるチャンネル:ペアリングしたワークスペースの公開チャンネルの一覧が出るなら、少なくとも1つ選ぶ(選ぶまで「Launch Claude Tag」は押せない。選んだチャンネルには起動時に Claude が入る)。一覧が出ないなら、起動してから Slack のチャンネルで /invite @Claude を送る。非公開チャンネルや、あとから足すチャンネルは、そこで /invite @Claude を送る
    • メンバーへの案内:「Let members know they can now tag Claude」のトグルは既定でオンで、起動後に Claude がワークスペースの各メンバーへ DM して始め方を案内する(使用量に数えない)。オフにすると送らない。管理ページの「Let people know they can talk to Claude」の行で「Notify members now」を選んで、あとから送ることもでき、送ったあとは「Members notified」と出る。Grid 全体をペアリングした場合は、このトグルも DM も管理ページの行も出ない
    • 「Launch Claude Tag」を押すと Claude Tag がオンになり、ペアリングしたワークスペースのメンションに Claude が答える。設定ページに「You're set」と出るので、「Done」で管理ページを開く。起動せずに設定を抜けるときは設定ページを離れる(ペアリングは保存され、起動の手順の選択は保存されない)

Slack 管理者でない人が設定する場合は、Slack 管理者に、アプリの導入と、任意のチャンネルでの /invite @Claude に続く @Claude connect(他の文字なし)の実行を頼み、返ってくるコードを渡してもらいます(そのワークスペースだけに属するチャンネルを選んでもらう)。コードは発行の15分後に期限切れなので、すぐ貼れるよう時間を合わせます。

Claude にツールへのアクセスを与える#

設定が Claude をつなぐのは Slack だけで、ほかのツールは起動の後で与えます。Claude が届く道は2つあります。

  • メンバー個人のコネクタ:メンバー自身の claude.ai のコネクタを、そのメンバーのチャンネルでの依頼に使える。管理者は何も接続しない(メンバーが使用を承認する)

  • Claude 自身に与えるアクセス:管理ページで、人でなく Claude に属する資格情報でツールを接続する。Claude は、選んだチャンネルの全員のためにそのツールで作業でき、自分から始める作業にも使える

  • GitHub の接続:コード作業を任せるなら接続する。Claude は GitHub に、アカウントと資格情報ではなく Claude GitHub App で届く。アプリを入れられるのは GitHub 組織の owner だけ。GitHub 組織を紐づけてアプリを入れ、リポジトリを許可する。許可したリポジトリは、バンドルを付けたスコープのチャンネルで Claude が使えるようになるだけで、セッションは何もチェックアウトせずに始まり、依頼がリポジトリを名指しすると Claude がクローンする(コード作業の最初のメッセージでリポジトリを名指しするよう、チームに伝える)。コード作業を任せないなら、飛ばせる

  • ほかのツールのアカウント:Claude を新人のように扱い、ツールごとに Claude 自身のアカウントで作業させる(ツールのログで Claude の行動を見られ、ほかの人に触れずにアクセスを切れる)。ツール1つを最後まで済ませてから次へ進む

    1. 会社のメール管理コンソールで Claude 用のユーザー(例:claude@yourcompany.example.com)を作る。ツールの招待や確認のメールはすべてこの受信箱に届く
    2. ツールのメンバー設定で、そのアドレスを招待し、受信箱の招待からパスワードを含むアカウントの作成を終える(役割は仕事に足りる最も狭いもの、あれば読み取り専用。サービスアカウントがあるツールでは、招待の代わりに、読み取り専用か特定プロジェクトに限定したものを作る)
    3. Claude としてツールにサインインし、そのツールの接続ガイドが示す資格情報(普通は API キーか個人アクセストークン)を作る。資格情報は Claude のアカウントのものなので、ツールの監査ログに Claude の名前で残る
    4. 管理ページで、アクセスバンドル(接続・リポジトリ・プラグイン・指示をまとめた名前付きの集合)を作り(なければ)、ツールの接続を足してキーを貼る。Claude は、バンドルを付けたワークスペースやチャンネルでそのツールを使える。次のツールは、2から繰り返す(メールアドレスは全ツールで1つ)

動作の確認#

  • Claude が応答するか:起動で選ばなかったチャンネルには /invite @Claude で追加し、@Claude summarize what this channel decided this week and list any open questions と送る。メッセージの下のスレッドに返信が出て、フッターにモデル名と「Configure」リンクがあれば合格です。「Claude isn't on in this channel yet」で始まる通知は、起動が終わっていません。返信がまったくなければ、そのチャンネルが対象でないので、管理設定の「Slack」タブの「Claude Tag's access」にワークスペースがあるか確認します
  • 接続したツール:新しいスレッドで @Claude what can you access from this channel? と聞き、読み取り専用のアカウントができる小さな依頼(例:@Claude pull the five most recent issues from our issue tracker and post them here。データウェアハウスなら1つのテーブルの行数、サポートツールなら最新の未解決チケット、文書ストアなら名前でファイルを探す)を1つ試します。最初の返信に接続したツールが出て、2つ目がデータつきで返り、そのリクエストがツールの監査ログに Claude のアカウントで残れば合格です。ツールが一覧にないなら、接続が保存されていないので、アクセスバンドルで接続し直します。接続する前に始めたスレッドで「I can't reach…」と出るなら、新しい接続を知らないので、新しいスレッドを始めます
  • GitHub:付与したリポジトリについて、@Claude list the open pull requests in your-org/your-repo and who each one is waiting on と聞き、PR が一覧されれば合格です

設定後の変更#

起動後の変更は管理ページ(claude.ai/admin-settings/claude-tag)で行います。「Claude Tag's access」の「Slack」タブを開き、左の一覧で「Default Slack」(Claude の動きを全体で変える)か、ワークスペースやチャンネル(その場所だけ変える)を選びます。「Default Slack」に足したものはすべてのワークスペースとチャンネルに効き、ワークスペースやチャンネルに足したものは、その場所に追加で効きます。各項目には、「Connectors」「Repositories」「Custom instructions」「Access bundles」と、折りたたまれた「Advanced」(「Default model」や「Environment」など)があります。組織で使えるプラグインがあると、「Plugins」も出ます。アクセスバンドルは、接続・リポジトリ・プラグイン・指示をまとめた名前付きの集合で、複数の場所に付けられます。

やりたいこと 場所
Claude が返信に使うモデルを変える 項目の「Advanced」の「Default model」。全体は「Default Slack」、1つのチャンネルならそのチャンネル
常設の指示を与える 「Custom instructions」欄。全チャンネルは「Default Slack」、そのチャンネルだけなら当該チャンネルの項目
ツールを足す 項目の「Connectors」か、「Access bundles」の下のバンドル
資格情報のないサイトや API に届かせる 「Access bundles」の下の、アクセスバンドルの「Domains」リスト
リポジトリを追加で許可する 項目の「Repositories」
1つのチャンネルに既定より多く与える チャンネルを選んで足す
Claude が動く場所や使える人を限る 管理ページの制限の設定
個人のコネクタの結果の確認を必須にする Enterprise プランの、管理ページの「Personal connectors」
ワークスペースを追加のペアリング、または切断する 「Where Claude Tag works」の Slack の行の「⋮」メニュー(切断すると、ワークスペースの Claude のデータが完全に削除される)
支出上限を変える claude.ai/admin-settings/usage/claude-tag
Claude Tag をオフにする 管理ページ上部の「Enable Claude Tag for your organization」のトグル

注意点#

  • Claude Tag はパブリックベータで、機能や挙動は一般提供の前に変わりうる
  • 従来版は Team・Enterprise で Claude Tag に置き換えられる。Pro・Max には Claude Tag がない
  • 従来版では DM で動かず、Claude Tag の1対1の DM は個人の claude.ai アカウントで動く(グループ DM はチャンネルと同じ組織の設定とコネクションで動く)
  • 会話の編集や削除は、セッションの文字起こしからは消えない
  • 管理者は、個々のメッセージを見るページや書き出しを持たない。分析ページはチャンネルと作業の種類ごとの支出、監査ページ(Owner 向け)は定期作業・メモリファイル・ネットワークのイベント、Slack のスレッドはチャンネルの全員(管理者を含む)が読め、Anthropic はセッションごとの文字起こしを保持する
  • 設定を変えた後に、すでに動いているスレッドは新しい設定を知らされない。新しいスレッドを始める
  • クラウド環境や GitHub の接続はクラウド(Web)で使うにあります。デスクトップとの関係はデスクトップアプリを見てください

公式ドキュメント(英語)

2026年10月5日時点の内容をもとに、日本語でまとめています。

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