Projects
Projects で関連作業を1つの会話に任せ、クラウドのスレッドを並列で動かす方法を、作成、GitHub 設定、設定項目、制限まで引けます。
プロジェクト(Project)は、関連する作業の流れを Claude が調整してくれる、1つの長く続く会話です。やることを伝えると、Claude がタスクごとにスレッドを始めます。各スレッドは普通、手元ではなくクラウドで動く Claude Code のセッションです。
補足
Projects は Pro・Max でパブリックベータで、段階的に提供されています。クラウドセッションを使ったことがあり、claude.ai のチャットや Cowork に既存のプロジェクトがないアカウントから順に広がっています。Team・Enterprise ではまだ使えません。claude.ai/code のサイドバーかデスクトップアプリの「Code」タブに「Projects」が出なければ、まだ届いていません(待機リストに登録できます)。
- 1か所に作業を送る:バグ報告・スタックトレース・タスクの一覧を会話に貼ると、Claude が作業ごとにスレッドを始めるか、その分野で動いているスレッドに渡し、短い質問にはその場で答えます
- 文脈を1回で設定する:新しいスレッドはすべてプロジェクトの指示から始まるので、対象ブランチなど1回書いたルールが全スレッドに届きます
- 離れて、終わった作業のところへ戻る:「Overview」ペインに、終わったスレッド、レビューできる PR、あなたの答えを待っているスレッドが出ます
- スレッドは並列で動き、スマホから確認・舵取りできます。クラウドのスレッドは、ノート PC を閉じても動き続けます
- 手元のコンピュータでしか扱えない作業は、リモートコントロール経由で、そのスレッドを手元のマシンで動かすよう頼めます
使いどころ#
1つのセッションより長く続く目標があり、タスクが出続ける作業に向きます。
| 作業の型 | 例 |
|---|---|
| 多くのリポジトリにまたがる1つの目標 | 「すべてのサービスを新しい lint 設定に合わせて」。リポジトリごとにスレッドと PR を作る |
| 食べさせ続ける領域 | 1つのサービスのバグ・スタックトレース・レビュー依頼を、届くたびに会話へ貼る。1回直した後に覚えさせた落とし穴が、プロジェクトメモリに入って次に効く |
| 1セッションを超えるビルドや移行 | 「docs/spec.md のとおりに作って」「非推奨の ORM から移して」。作業が分かれて部分ごとにスレッドになり、最初に覚えさせた決定が後のクラウドスレッドにも届く |
| コード以外の作業 | 契約書のフォルダやサポートチケットのエクスポートに新しい質問を重ねる。リポジトリの代わりに文書をアップロードし、スレッドは各まとめをファイルとして「Library」タブへ出す |
作業をまとめて送り、確認なしで始めさせ、離れて、戻ったら「Waiting on you」を見る使い方ができます。作業の一部をスケジュールにする場合は、ルーティンにさせます。
次の場合は、プロジェクト以外が向きます。
- 1セッションに収まる1つのタスク:「不安定なログインテストを直して」は、クラウドセッションを自分で始める
- すべてのタスクが自分のマシンを必要とする作業(ローカルの DB、デバイスのエミュレータ、VPN の内側の API):ローカルセッションかエージェントビューで複数を動かす。ローカルのファイルだけで足りるなら、プロジェクトにアップロードする
- 会話なしで、スケジュールで繰り返す1つのタスク(「毎週月曜に依存関係のレポートを出す」):ルーティンを単独で作る
- 複数人が Slack のチャンネルで Claude に仕事を渡して一緒に舵取りする場合:Slack と Claude Tag
プロジェクトは、ほかの Claude Code セッションと同じプランの上限を使い、より速く消費します。
構成#
プロジェクトは、調整役の会話1つと、それが始めるスレッドでできています。
- プロジェクトの会話:Claude が調整役として動く、長く続く1つのセッション。送られたものを受け取り、何をスレッドにするかを決めて、始めたすべてのスレッドを把握します。見えるのはスレッドが報告する内容で、各手順そのものではありません
- スレッド:作業役。それぞれが独自のコンテキストウィンドウを持つ別のセッションで、1つの作業をして、終わると会話に報告します。クラウドのスレッドは専用のブランチで作業し、必要なら PR を開きます
- クラウドスレッドが始めるときに持つもの:プロジェクトのリポジトリとファイルと、指示とメモリ。プロジェクトの各リポジトリの
CLAUDE.mdとスキル(リポジトリが1つのプロジェクトでは、そのリポジトリの権限ルールとフックも)。claude.ai アカウントのコネクタ。ネットワークアクセス・環境変数・API 認証情報・入っているツールを決めるクラウド環境 - Overview ペイン:全スレッドと、あなたを待っているものを一度に見る場所。ほかのタブは、追加したファイルとスレッドが作ったファイルの「Library」、スレッドが開いた PR の「Pull requests」、プロジェクトのスケジュール作業の「Routines」
クラウドのスレッドは、自分のマシンの Claude Code の設定を引き継ぎません。
作成する#
claude.ai/code、デスクトップアプリの「Code」タブ、または Claude モバイルアプリ(iOS・Android)で作成・利用します。ブラウザとデスクトップアプリでは、始め方が2つあります。
- ゼロから:続けたい作業の流れが分かっているとき、「New project」ダイアログで名前を付ける
- すでに作業しているクラウドセッションから:そのセッションのメニューから「Continue as project」を選ぶと、Claude がセッションの内容から設定を提案する
前提の確認#
- プラン:Pro か Max で、サイドバーに「Projects」が出ている
- GitHub(コードを扱う場合):コードが github.com にあり(GitHub Enterprise Server・GitLab・Bitbucket ではない)、接続した GitHub アカウントに push 権限があり、Claude GitHub App がそのリポジトリに入っている。
/web-setupで接続した場合、そのトークンは他のクラウドセッションがリポジトリに届くには足りるが、プロジェクトのクラウドスレッドには足りず、Claude GitHub App が必要 - ネットワーク・資格情報・ツール:クラウドスレッドでは、プロジェクトのクラウド環境から来る。既定の環境で主なパッケージレジストリには届くので、ほかのドメイン、シークレット、プリインストールにないツールが要るときだけ確認する。MCP サーバーが要るなら、claude.ai のコネクタで接続済みか確認する
ゼロから作る#
名前だけが必須で、あとは作ってから足せます。
- claude.ai/code かデスクトップアプリの「Code」タブで、左のサイドバーの「Projects」から「New project」を選ぶ(ブラウザでは claude.ai/code/projects/browse に直接も行ける)
- ダイアログの項目を埋める。作業の流れを1つに絞る(例:1つの API をレイテンシの目標内に保つのに要るすべて)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Name | 「Projects」の一覧に出る名前 |
| Goal(任意) | やりたいことの1行(例:「Hold p95 API latency under 200 ms」)。会話の Claude がそれに向けて動く。なければ送るタスクから動く。あとから「Project settings > General」で足せる |
| Context(任意) | プロジェクトが扱う GitHub リポジトリと、スレッドが読むファイル・フォルダ・Google Drive のフォルダ。それぞれ「Add」を押す。ほとんどのタスクが要るリポジトリを足し、触りうるすべてを足さない。あとから「Project settings > Environment」で足せる |
- 「Create project」を押す。プロジェクトの会話が開き、下にメッセージ欄が出る
最初のプロジェクトでは、先にメッセージを送らなければ、作成した直後に Claude が自分のターンを取ります(プランを消費します)。リポジトリがあれば、変更せずに探索して次の手を提案するスレッドを1つ始めることがあります。また、最近のクラウドセッションから「Setup recommendations」(追加するリポジトリ・作るルーティン・始められるスレッド)を出すことがあります。推奨されたリポジトリとルーティンは最初はすべてオンで、要らないものをオフにして「Update setup」を押すと残りが加わります。
既存のクラウドセッションから始める#
セッションのメニュー(サイドバー)から選びます。
| 選択肢 | 動き |
|---|---|
| Continue as project | セッション名のプロジェクトを新しく作って開く。Claude がセッションを読み、「Setup recommendations」を会話に出す。元のセッションは一覧に残り、ターンの途中なら動き続けるので、両方が動くのを避けるなら自分で止める。セッションのメッセージ欄の上に出ることがある「Set up project」バナーから行うと、結果は同じだが、プロジェクトが開いた時点で実行中のターンが止まる |
| Move to project | 既存のプロジェクトにセッションの作業を持ち込む。そのプロジェクトの会話に、セッションを読んで続きから拾うよう頼むメッセージが出て、新しい作業はプロジェクトのスレッドで続く。元のセッションは変わらず残る |
ローカルセッションにはこの選択肢がありません。その作業を続けるには、作業をプロジェクトの会話に書くか、ブランチを push してそのリポジトリをプロジェクトに足し、タスクでブランチを名指しします。
GitHub アクセスを設定する#
GitHub の設定の多くはプロジェクトごとではなく1回です。GitHub アカウントを Claude に1回接続し、Claude GitHub App は、リポジトリごとに1回、または全リポジトリを許可すれば GitHub 組織で1回入れます。
- GitHub アカウントを接続する:claude.ai/code を初めて使うなら、最初の訪問で接続を案内される(クラウド(Web)で使う)。そうでなければ GitHub の認証方法のいずれか
- プロジェクトのリポジトリに Claude GitHub App を入れる:プロジェクトが使うリポジトリを許可する。GitHub 組織が持つリポジトリは、組織の owner だけが導入を完了でき、owner でなければ GitHub が owner に導入の依頼を送り、承認されるまでプロジェクトはそのリポジトリを使えない
- SSO を強制する組織では認可する:GitHub 組織が SAML SSO を強制する場合は、GitHub を再接続して、その組織で Claude アプリを認可する。それまで、その組織の非公開リポジトリは、「New project」ダイアログと「Project settings > Environment」に出ない
手順が不完全なとき、「New project」ダイアログとプロジェクトのページが足りない手順を示し、終える場所へのリンクを出します。終えたら、ダイアログに「Check again」があれば押します。それでもリポジトリが出ないときは、GitHub の Claude GitHub App のインストール(個人アカウントは github.com/settings/installations)で、「Repository access」にそのリポジトリがあるか確認します。
プロジェクトで作業する#
プロジェクトの会話で作業を渡します(1件ずつでも、まとめてでも、更新や考えの断片でも)。Claude が各メッセージを振り分け、スレッドが作業して報告します。
最初のバッチの前に#
- プロジェクトの指示を書く:全スレッドが始める要約(対象ブランチ、確認の仕方、承認が要ること)
- 実際の作業を小さく1つ送る(Claude が提案したスレッドがあれば、その1つを始める)。終わったらそのスレッドを開いて、報告の様子と、ブランチでしたことを見る。間違った前提を置いた、必要なものに届かなかった、なら、後述の「スレッドが推測する・止まる」を見る
- 「Project settings > General」の「Thread model」と「Thread effort」を確認する。新しいプロジェクトは全スレッドを Opus の high effort で動かし、プランの消費が最も速い
- スレッドを始める前に提案させる、少しずつ動かさせる、と頼む。数本が思いどおりに返ってきたら、その制限を外す
作業を送って結果を読む#
Claude が、会話に送ったメッセージの行き先を決めます。
- 短い質問には、たいてい会話の中で答える
- 新しい作業は、新しいスレッドか、その分野ですでに動いているスレッドへ行き、Claude がどちらかを伝える。新しいスレッドは、メッセージの下にカード(題名と状態の箱。クリックで開く)で出る
- 関連のない複数のタスクを1つのメッセージで送ると、別々のスレッドになる
行き先が望みと違うときは、そう伝えます。スレッドの完全な結果はスレッドに残り、会話のカードを開いて読みます。スレッドが作ったファイルは、Overview の「Library」タブにも出ます。Claude がスレッドを始めずに「Suggested threads」の一覧で提案することもあり、提案の矢印をクリックするとそのスレッドが始まり、複数あるときは、一覧の下のボタンで全部を始められます。
スレッドの PR を確認する#
クラウドスレッドがコードを変えるとき、別の指示がなければ次のように動きます。
- ブランチ:リポジトリの既定ブランチから始めた新しいブランチで作業する
- PR:頼まれたときに開く。バグ修正などの具体的な変更では、自分で開くこともある
- 開いた後:他のクラウドセッションで Auto-fix がオンかどうかにかかわらず、Auto-fix をオンにして PR を見張る。CI が失敗すれば修正を push し、レビューコメントに対応し、チェックが通って PR が準備できたらスレッドで返信する
スレッドがブランチを push したか PR を開いたとき、会話のカードに次の手のボタンが出ることがあります。
| ボタン | 動き |
|---|---|
| Resolve conflicts、Fix CI、Address comments、Merge it | その指示を、自分からのメッセージとしてスレッドに送る(スレッドが PR に反応するのを待たずに、自分で促せる) |
| Review PR | GitHub で PR を開く |
| Create PR | アイドルのスレッドがブランチを push したが PR を開いていないときに出る。押すと、スレッドに指示を送らず、そのブランチから直接 PR を作る |
PR を開くタイミング(頼んだときだけなど)や、どのブランチから始めるかを変えるには、タスクかプロジェクトの指示で伝えます。
Overview で、あなたを待っているものを見る#
会話の横の「Overview」ペインが、スレッドを追います(新しいプロジェクトを初めて開いたときは、すでに開いている)。プロジェクトのヘッダーの「Overview」ボタンで閉じる・開くができ、スレッドがあなたを待っているときは点が出ます。デスクトップアプリでは、Claude が会話に投稿したとき、スレッドがエラーになったとき、スレッドが入力を必要としたときに、デスクトップ通知が出ます。スレッドがターンを終えるたびの通知や、プロジェクトごとのオフは、サイドバーのプロジェクトのメニューの「Notifications」で選びます(通知はデスクトップのみで、ブラウザでは「Overview」ボタンの点を見ます)。
「Threads」タブは、スレッドを状態でグループ化します。
| グループ | 内容 |
|---|---|
| Ready for review | PR が開いていてレビューを待っているスレッド |
| Waiting on you | 返信や承認が要る、または失敗したスレッド |
| Working | まだ動いているスレッド |
| Landing | PR が承認済みか、マージ待ちのスレッド |
| Idle | 終わって、何も待っていないスレッド |
| Resolved | 完了とされたスレッド:自分がスレッドのメニューから、Claude が最後の手(PR のマージなど)を済ませた後に、または1週間動きがなければ自動で。同じメニューから開き直せる |
そのほかのタブは、追加したファイルとフォルダ、スレッドが作ったファイルの「Library」、スレッドが開いた PR の「Pull requests」、このプロジェクトから Claude が設定したルーティンの「Routines」です。
制御が要るとき、スレッドを開く#
会話のスレッドのカード、または Overview のその行をクリックすると、Overview ペインにそのスレッドの文字起こしが開きます。そこでできることです。
- Claude が手順ごとにしたことを読む
- スレッド自身のメッセージ欄に書いて舵取りする(そこに書いたものは直接そのスレッドへ行く。プロジェクトの会話のフォローアップは、Claude がそのスレッドに対応づけたときだけ届く)
- スレッドが待っている許可プロンプトに答える
- 作業中に送信ボタンの代わりに出る「Stop」か Esc で、スレッドを止める
モデルとコンテキスト#
「Project settings > General」でモデルと effort を設定します。新しいプロジェクトは、どこでも Opus で、スレッドは high effort、会話は low effort です。
| 設定 | 対象 |
|---|---|
| Thread model、Thread effort | スレッド。1つのタスクだけ別のモデルにするには、タスクで頼む。動いているスレッドには、そのスレッドのモデルピッカーを使う |
| Coordinator model、Coordinator effort | プロジェクトの会話の Claude |
プロジェクトではコンテキストウィンドウを管理しません。スレッドは自動で圧縮され、会話は完全な履歴ではなく、最近のメッセージ・最近のスレッド・プロジェクトメモリから動くので、プロジェクトが動く限り続きます。落としてはならないものはプロジェクトメモリに入れます。1つのスレッドが文脈を超えると、「Claude ran out of context on this turn」と出ます。
Claude の動かし方を調整する#
会話で、同時に動かすスレッド数、更新を投稿するタイミング、PR を開くタイミングを伝えられます。例です。
- 「Propose threads and wait for my go-ahead before starting them」「Start these now without asking me to confirm」
- 「Run at most two threads at a time」「Reuse an existing thread for follow-ups in the same area」
- 「Post shorter updates」「Only post when something finishes or is blocked」
- 「Give me a status update on every thread」
- 「Do this task with a smaller model」
- 「Don't open a pull request until I've seen the plan」
- 「Tell me what's wrong in these repositories and don't fix anything yet」(スレッドになる前に指摘を確認したいとき)
- 「Answer that here instead of starting a thread」(短い質問のつもりが、Claude がスレッドを始めたとき)
Claude はこうした好みをプロジェクトメモリに自分で保存し、後のクラウドスレッドで守ります。強制される設定ではなく Claude が従う指示なので、この方法で出したスレッド数の制限は厳密な上限ではありません。言葉づかいを正確にして最初から全スレッドに適用したいときは、プロジェクトの指示に書きます。
承認待ちのスレッドを進める#
スレッドは、スレッドのモデルが対応していればauto モードで動くので、ほとんどのツール呼び出しは確認なしで進みます。スレッドが承認を必要とするとき、プロンプトはそのスレッドの中にあり、そこで答えるまで待ちます。プロジェクトの会話で Claude に「進めて」と言っても届きません。承認はそのプロンプト(または広い選択肢を選べばそのスレッドの残り)に効きます。全スレッドに特定のコマンドを確認なしで実行させる、またはブロックするには、リポジトリの .claude/settings.json に権限ルールを足します(クラウドスレッドが適用するのはリポジトリが1つのプロジェクトのみ。複数のリポジトリのプロジェクトでは、どのリポジトリの権限ルールもクラウドスレッドに届かず、auto モードと、各スレッド内での承認に頼ります)。
スレッドを自分のコンピュータで動かす#
ローカルのデータベース、デバイスのエミュレータ、VPN の内側の API など、自分のコンピュータにしかないものが要る作業は、そのタスクのスレッドを、クラウドではなく自分のコンピュータで動かすよう頼めます。プロジェクトの会話で頼むと、スレッドは自分のマシンのフォルダでの Claude Code セッションになり、リモートコントロールで接続されます。プロジェクトのほかのスレッドは、クラウドで動き続けます。クラウドスレッドと比べると、手元のスレッドには次の違いがあります。
- プロジェクトのクラウド環境ではなく、そのマシンのファイル・ツール・MCP サーバー・Claude Code の設定(フックと権限ルールを含む)で動く
- プロジェクトの指示で始まるが、メモリファイルは読み込まれない
- そのコンピュータが起きていて、リモートコントロールがオンの間だけ動く
手順です。
- フォルダをつなぐ(そのコンピュータで Claude Code v2.1.280 以降):Claude デスクトップアプリの「Settings > Claude Code」で「Use this computer from your phone and claude.ai」をオンにして、その下の一覧にフォルダを追加する(アプリが開いている間、スレッドをそのコンピュータで動かせる)。または端末でそのフォルダで
claude remote-controlを実行し、動かしたままにする(git リポジトリなら--spawn worktreeを足すと、各スレッドが専用のworktreeを持つ) - 「Work locally」でタスクを頼む:プロジェクトの会話で、メッセージ欄の横の「+」メニューから「Work locally」を選ぶ(メッセージに「Local」の印が付く)。メッセージに、自分のコンピュータで動かすと書いても同じ
- カードで許可する:Claude が「Allow Claude to work in a folder on your device」のカードで答える。複数をつないでいれば、フォルダを選ぶ。同じフォルダで2つのスレッドが同時に動くと変更を上書きしうるので、git リポジトリなら、フォルダのオプションの「Worktree」をオンにして、このスレッドに専用の worktree を持たせられる。「Allow once」を押す
スレッドは auto モードで動き、そのフォルダで確認なしにコマンドとファイル編集をします。そのコンピュータの Claude Code で auto モードが使えない、またはオフなら、auto なしで動き、出る権限プロンプトはスレッドの中で答えを待ちます。スレッドの動作中は、ヘッダーのノート PC のアイコンが、コンピュータが接続されているかを示し、クリックすると使っているフォルダの確認や接続のオフができます。コンピュータがスリープしている間、スレッドは一時停止し、デスクトップアプリか claude remote-control が終了すると停止します。デスクトップアプリでは、「Settings > Claude Code」の「Keep this computer awake for Remote Control」で、コンピュータが自分でスリープしないようにできます。アカウントで「Require trusted devices」がオンの間は、プロジェクトはスレッドを自分のコンピュータで動かせません(リモートコントロールとモバイル)。
プロジェクトの標準の文脈#
プロジェクトメモリ・指示・リポジトリ・ファイル・環境が、スレッドをまたいで文脈を運びます。それぞれ1回設定します。
| 文脈 | 運ぶもの | 設定方法 |
|---|---|---|
| プロジェクトメモリ | Claude がプロジェクトについて取る、要件・決定・落とし穴などのメモ(ファイルとして保存)。すべてのクラウドスレッドは、開始時に索引ファイル MEMORY.md を読み、必要なとき他のファイルを開く |
プロジェクトの会話か任意のクラウドスレッドで、要件・決定・落とし穴を覚えるよう(または忘れるよう)頼む。ファイルの閲覧・編集・削除は「Project settings > Memory」 |
| プロジェクトの指示 | 新しい各スレッドとプロジェクトの会話の Claude に送られるテキスト。最大 16,000 文字 | 「Project settings > Memory > Project instructions」か、指示の変更を Claude に頼む |
| リポジトリ・ファイル・環境 | すべてのクラウドスレッドがクローンするリポジトリ、/mnt/project-files の下で読めるフォルダとファイル、動くクラウド環境 |
リポジトリと環境は「Project settings > Environment」か、会話でリポジトリの追加を頼む。ファイルとフォルダは Overview の「Library」タブの「Add」 |
「Project settings > Memory」は、Claude が作業中に自分で書くので、これらのファイルを「Auto memory」の下に並べます。手元の Claude Code が持つ自動メモリとは別物です(どちらも MEMORY.md の索引を使う)。プロジェクトのリポジトリの CLAUDE.md とも別で、クラウドスレッドは開始時にクローンからそれらの CLAUDE.md を読みます。リポジトリについての指示はその CLAUDE.md に、プロジェクトについてのメモはプロジェクトメモリに置きます。
プロジェクトの指示を書く#
指示は、新しい全スレッドが始まるときの要約です。プロジェクトのヘッダーの歯車アイコンで「Project settings」を開き、「Memory > Project instructions」へ進みます。役立つ要約には、次を含めます。
- プロジェクトの目的
- 作業の場所:どのリポジトリ、どのブランチから始めるか、PR の名前の付け方
- スレッドが完了とする前に自分の作業を確認する方法
- 必要なものがないときの対応
- 先に承認が要ること
This project holds p95 latency for the payments API under 200 ms: profiling, query and caching fixes, and the dependency upgrades that come with them, in the payments-api repository.
- Branch from main and open one draft pull request per thread.
- Before you call work done, run `make test` and `make lint` and paste the summary lines in your final message.
- If you can't reach something you need, such as a repository, a secret, an API, or a connector, say exactly what's missing in your first message and stop. Don't substitute, mock, or guess.
- Don't merge, force-push, or change CI configuration without asking me in the thread.
1つのリポジトリについてのルール(ビルドコマンドなど)は、そのリポジトリの CLAUDE.md に置きます。リポジトリがプロジェクトの一部なら、すべてのクラウドスレッドがそれを読みます。作業が進んで、スレッドを直したら、その訂正も覚えるよう Claude に頼むと、プロジェクトメモリに入り、後のクラウドスレッドがそれから始まります。
リポジトリを足すか決める#
プロジェクトに足したリポジトリは、コード・CLAUDE.md・スキルがすべて、全クラウドスレッドに付きます。足していないリポジトリにも届き、クラウドスレッドが、タスクで必要になったとき自分に足せます。ほとんどのプロジェクトは両方を使います。
- プロジェクトに足す:「New project」ダイアログ、「Project settings > Environment」、または会話で足すよう頼む。以後のすべてのクラウドスレッドがクローンして、タスクが触るかにかかわらず
CLAUDE.mdとスキルを読み込んだ状態で始まる。リポジトリが1つから複数になると、各リポジトリの.claude/settings.jsonから取るものも変わる - 足さずに、スレッドが必要なときに足す:プロジェクトにないリポジトリが要るクラウドスレッドは、自分に足せて、このスレッドにだけ足したというメモがスレッドに出る。クローンはタスクの途中に行われるので、そのリポジトリの
CLAUDE.mdとスキルは開始時にはなかった。次のスレッドはそれなしで始まる。この方法で足すリポジトリも、プロジェクトのリポジトリと同じ前提(Claude GitHub App と GitHub アカウントの push 権限)が要る
プロジェクトにリポジトリがなくても動きます(クラウドスレッドは自分のサンドボックスで調査・文書作成・コードの作成と実行ができ、成果物を「Library」タブへ出す)。プロジェクトにリポジトリがあるとき、Claude が足せるのは、プロジェクトがすでに使っている GitHub のオーナーのリポジトリだけです(プロジェクトに足す場合も、スレッドが自分に足す場合も同じ)。別のオーナーのものは、自分で「Project settings > Environment」から足します。多くのリポジトリにまたがるプロジェクトは、ほとんどのタスクが触る1〜2つを足し、ほかはプロジェクトの指示で名指して、場所を伝えます。
ファイルとフォルダを足す#
「New project」ダイアログの「Context」欄か、あとから Overview の「Library」タブの「Add」で足します。制限です。
| 対象 | 制限 |
|---|---|
| 「Library」タブ | 1回の選択で最大 100 ファイルと 2 GB。1ファイルは最大 480 MB |
| 「New project」ダイアログ | 30 MB を超えるファイルは飛ばされる。大きなファイルは、作成後に「Library」から足す |
| フォルダ | どちらから足しても、最初の100ファイル・200 MB までのコピーが渡る(30 MB を超えるファイル、隠しファイル、node_modules を除く)。フォルダと Google Drive のフォルダを合わせて最大10個。単独のファイルは数えない |
| アップロード後の変更 | アップロードはコピーなので、後から手元で変えても、再アップロードして既存の名前で「Replace」を選ぶまで届かない |
スレッドがリポジトリから拾うもの#
各クラウドスレッドは、プロジェクトのすべてのリポジトリをクローンし、そのすべてから CLAUDE.md とスキルを読み込みます。権限ルール・フック・env は、スレッドが始まるディレクトリの .claude/settings.json からだけです(リポジトリが1つならそのリポジトリの中、複数なら、クローンの上で、どのリポジトリのファイルも読まれません)。
| 各リポジトリの中身 | リポジトリ1つ | 複数のリポジトリ |
|---|---|---|
CLAUDE.md |
スレッドの開始時に読み込まれる | 開始時にすべてのリポジトリから読み込まれる |
.claude/ のスキル・エージェント・コマンド |
読み込まれる | すべてのリポジトリから読み込まれる |
.claude/settings.json で有効にしたプラグイン |
読み込まれない。代わりに「Project settings > Plugins」で足す | 同左 |
.claude/settings.json の権限ルール・フック・env |
スレッドに適用される(どのクラウドセッションも守らない env のキーを除く) |
適用されない |
複数のリポジトリがあるプロジェクトでは、各クローンが、CLAUDE.md の読み込みをオンにした追加ディレクトリとしてスレッドに付くので、スレッドがその上で始まっても、すべてのリポジトリの CLAUDE.md とスキルが開始時に読み込まれます。その場合、常設のルールはプロジェクトの指示に書き、環境変数はクラウド環境経由で渡します。
スレッドの環境を選ぶ#
新しいクラウドスレッドは、すべてプロジェクトのクラウド環境で始まります。環境が、届くドメイン、持つ環境変数、リクエストに付く API 認証情報、Claude の起動前にセットアップスクリプトが入れるものを決めます。「Project settings > Environment」で選ぶまでは、Anthropic ホストの既定の環境です。内部の API や非公開のパッケージレジストリに届かせたい、普段は自分のマシンが持つトークンが要る、といったときは、プロジェクトではなく環境を変えます。
スキル・プラグイン・コネクタ・ツールをスレッドに入れる#
クラウドスレッドは、自分のマシンにだけ入れたスキル・MCP サーバー・プラグイン・ツールを持ちません(リモートコントロールで手元で動かすスレッドは、そこに入っているものを使います)。
- スキル・サブエージェント・コマンド:プロジェクトに足したリポジトリにコミットする(例:
.claude/skills/<skill-name>/SKILL.md)。各クラウドスレッドが全リポジトリをクローンし、それぞれの.claude/skills/・.claude/agents/・.claude/commands/を読み込むので、1つのリポジトリにコミットしたスキルが全クラウドスレッドで使えます。claude.ai アカウントで有効にしたスキルも読み込まれます - プラグイン:「Project settings > Plugins」で足すと、新しい各クラウドスレッドに読み込まれる。リポジトリの
.claude/settings.jsonで宣言したプラグインは、クラウドスレッドには読み込まれない - MCP サーバー:クラウドスレッドの MCP ツールは、claude.ai アカウントのコネクタ(claude.ai/customize/connectors か、「Project settings > Environment」の「Manage connectors」から1回つなぐ MCP サーバー)から来て、全クラウドスレッドが、プロジェクトごとの設定なしですべてを使える。プロジェクトの会話自体にはコネクタがないので、コネクタが要る作業はクラウドスレッドへのタスクとして送る。リポジトリが1つのプロジェクトでは、そのリポジトリの
.mcp.jsonの MCP サーバーも読み込まれる - コマンドラインのツールとパッケージ:環境のセットアップスクリプトで入れる
動いているクラウドスレッドがどのコネクタを持つかは、claude.ai/code でスレッドを開き、メッセージ欄の横の「+」メニューから「Connectors」を選んで見ます。そこでコネクタをオフにすると、そのスレッドから外れ、アカウントの既定としても保存されるので、オンに戻すまで、新しいスレッドと claude.ai のチャットはそれなしで始まります。追加や再接続したコネクタは、その次に送るメッセージの後で拾われます。
プロジェクトの設定#
プロジェクトの設定は、settings.json ではなく、claude.ai/code かデスクトップアプリで変えます。サイドバーのプロジェクトのメニューの「Settings」か、ヘッダーの歯車アイコンから「Project settings」を開きます。設定は変えると保存され、編集中のテキスト欄(目標や指示)は、離れるまで「Save changes」と「Discard」を出します。指示・リポジトリ・プラグイン・環境の変更は、新しいスレッドに届き、すでに動いているスレッドには届きません。
| 設定 | 節 | 内容 |
|---|---|---|
| Name、icon、goal | General | サイドバーのプロジェクトの名前とアイコン、1行の目標 |
| Coordinator model and effort | General | プロジェクトの会話の Claude のモデルと effort |
| Thread model and effort | General | スレッドのモデルと effort |
| Project instructions | Memory | 新しい全スレッドが受け取る常設のルール |
| Project repositories | Environment | 新しいクラウドスレッドがクローンするリポジトリ |
| Cloud environment | Environment | 新しいクラウドスレッドが動くクラウド環境 |
| Connectors | Environment | クラウドスレッドが使う claude.ai のコネクタを管理するリンク |
| Plugins | Plugins | 新しい各クラウドスレッドに読み込まれるプラグイン |
| Usage | Usage | スレッドごと・モデルごとのトークン使用量 |
| Memory | Memory | プロジェクトのメモリファイル |
| Restart Claude | General | プロジェクトの会話を再起動する(Claude がそこで応答しなくなったとき) |
| Pause、Archive、Delete | General | プロジェクトを止める、隠す、削除する |
一時停止・アーカイブ・削除#
3つのコントロールは「Project settings > General」の下部にあります。
| 操作 | 動き |
|---|---|
| Pause | すべてを一度に止める。実行中のスレッドと会話が中断され、新しいスレッドは始まらず、ルーティンも動かず、再開するまでメッセージを受け付けない。同じ場所の「Resume」か、プロジェクトのメッセージ欄の上のバナーで再開する。一時停止したスレッドは、その後にメッセージを送ると続く |
| Archive | サイドバーからプロジェクトを隠し、スレッドをアーカイブする(実行中のスレッドや PR を見張っているスレッドが止まる)。アーカイブ中はルーティンが動かない。戻すには、Projects のページから開いて「Unarchive」。スレッドはアーカイブのままで、セッション一覧から1つずつ戻す |
| Delete | プロジェクトを、スレッド・メモリ・ファイルごと完全に削除し、ルーティンもオフにする。元に戻せない。スレッドが GitHub に push したブランチと PR は影響を受けない |
使用量とコスト#
プロジェクトの使用量は、ほかの Claude Code セッションと同じプランの上限に数えられ、プロジェクトが自分でその上限を超えて使うことはありません。上限に達したスレッドは待ち、リセット後に自動で続きます(離れたまま動かしていた作業が、次の使用枠を使い始めることがあります)。上限を超えて動くのは、アカウントで使用クレジットをオンにしているときだけで、スレッドが勝手にオンにすることはありません。
プロジェクトで使用量が増える部分です(単独のセッションより速く使い、特に Pro プランでは、プロジェクトを動かした日に上限へ早く達します)。
- 動いているスレッド:それぞれが完全なセッションで、複数が同時に動く。決まった本数はなく、Claude が作業に応じて始める。頼んだ制限は好みであって上限ではない。強制される上限は、全プロジェクトを通じて1日に新しいスレッド200本
- 会話:スレッドが報告することを読み、次にすることを決めるのに、Claude が自分のトークンを使う
- PR を見張るスレッド:アイドルのスレッドが、CI が失敗したときやレビューコメントが来たときに起き、またプランを使う。止めるには、スレッドで PR の監視をやめるよう頼む
動いているスレッド・見張っている PR・新しいメッセージのないプロジェクトは、アイドルの間はプランを使わず、アーカイブしたプロジェクトも同様です。
「Project settings」の「Usage」で、スレッドごと・モデルごと・会話ごとのトークン使用量を見られます。減らす方法です。
- アイドルがキャッシュの寿命(Pro・Max でプランの上限内なら1時間)を超えたスレッドへのフォローアップは、何かをする前にそのスレッドの会話全体を読み直す。新しい作業は、大きな古いスレッドを復活させるより、新しいスレッドを始めるよう Claude に頼むほうが少なく済むことがある
- 最大のモデルが要らない作業は、スレッド・会話・両方に、小さなモデルか低い effort を選ぶ
- プロジェクトの会話で、同時に動かすスレッドを減らす、小さな質問はスレッドを始めずに自分で答える、と Claude に頼む
ほかの機能との関係#
複数のセッションを同時に動かせる機能はほかにもあり、並列に動かすこと自体はプロジェクトの目的ではありません。プロジェクトでは、Claude がセッションを始めて追跡し、すべてが同じ指示から始まります(並列の選び方は並列作業の選び方)。
| 機能 | プロジェクトとの関係 |
|---|---|
| Claude Tag | Team・Enterprise プランの、チームの Slack チャンネルの Claude。チャンネルの誰でも仕事を渡せて、全員が見て舵取りでき、管理者がチャンネルに設定したコネクションを使う。プロジェクトは自分専用で、自分だけが作業を送り、スレッドを見られ、自分の GitHub アクセスとコネクタを使い、Pro・Max(Slack と Claude Tag) |
| クラウドセッション | すべてのスレッドは、手元で動かすよう頼まない限りクラウドセッション。自分で始めたクラウドセッションは、「Continue as project」か「Move to project」でプロジェクトになるか、プロジェクトに入れる |
| ルーティン | プロジェクトでスケジュール作業を頼むと、Claude がそのプロジェクトのスレッドとして動くルーティンを作り、「Routines」タブに出る。プロジェクトの外で作ったルーティンは単独で動き続ける |
| リモートコントロール | プロジェクトで、スレッドを自分のコンピュータで動かすよう頼むと、プロジェクトがそのためにリモートコントロールを使う |
| ローカルセッションとエージェントビュー | 自分の端末・IDE・デスクトップアプリのローカル環境で始めたセッションは、プロジェクトに足せない。エージェントビューは複数のローカルセッションを並べて追う画面で、各セッションは自分で始めて指示する |
| worktree | worktreeは、ローカルの各セッションに作業コピーを持たせる。クラウドスレッドは、自分のクラウドのサンドボックスにリポジトリをクローンし、専用のブランチで作業するので、要らない |
| エージェントチーム | エージェントチームは、1つのタスクのためにチームメイトのセッションを始める1つのセッションで、そのタスクで終わる |
| サブエージェント | サブエージェントは、1つのセッションの中で、独自のコンテキストウィンドウで副次のタスクをして要約を返す。プロジェクトのスレッドは、Claude が始めて会話に報告する完全なセッションで、スレッドの中でサブエージェントも使える |
| claude.ai のチャットと Cowork のプロジェクト | スレッドも調整役もない、会話と参照ファイルをまとめる以前のプロジェクトの体験。再設計された体験が届くまで、今のまま動く |
制限事項#
- claude.ai/code・デスクトップアプリ・Claude モバイルアプリで使えます。ターミナルの CLI・VS Code 拡張・JetBrains のプラグインでは使えず、Amazon Bedrock・Google Cloud の Agent Platform・Microsoft Foundry 経由でも使えません。
- プロジェクトのスレッドは、クラウドセッションか、リモートコントロールで自分のマシン上のセッションで、どちらもモデルの提供元は Anthropic です(セキュリティとデータの扱い)
- 自分のマシンで自分が始めたセッションは、プロジェクトに足せません。プロジェクトが自分のマシンに届くのは、リモートコントロールでスレッドをそこで動かすときだけです
- クラウドスレッドのサンドボックスはターンの間に一時停止し、スレッドが続くと再開します。再開できないときは新しいクローンから続くため、コミット前の変更が失われることがあります。長い作業では、作業中のものをコミットして push するよう頼みます
- プロジェクトは1人のユーザーに属し、プロジェクトもスレッドも他のユーザーと共有できず、スレッドの文字起こしに他のクラウドセッションにある共有の選択肢もありません。ベータの間、プロジェクトの組織単位の制御はありません
- スレッドは、始めた1つのプロジェクトに属します。別のプロジェクトへの移動やコピー、プロジェクトから出して単独にすることはできません(「Move to project」は逆向きで、クラウドセッションの作業をプロジェクトに持ち込むだけ)。2つのプロジェクトを1つにまとめることもできません
トラブルシューティング#
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| スレッドが止まって見える | Claude はスレッドの各手順を投稿しないので、プロジェクトの会話に新しいメッセージがなくても、実行中と表示されていれば、たいてい作業中。新しいクラウドスレッドは、Claude が始める前にクラウド環境を用意するので、最初の更新まで少しかかる。スレッドを開いて文字起こしを読む。許可プロンプトで待っているなら、そこで答える |
| 「Claude hasn't responded」のバナー | Claude は動いているが、返信がプロジェクトに届いていない。バナーの「Restart Claude」か、「Project settings > General」の「Restart Claude」の行の「Restart」を押す。Claude が会話に再接続し、書きかけの返信は失われる。スレッドは影響を受けない |
| 「Lost contact with your folder」 | 手元のスレッドで、そこの Claude Code セッションが応答しなくなった。多くはコンピュータのスリープか、デスクトップアプリや claude remote-control の終了。コンピュータを起こし、起動していなければ、アプリを開き直して「Settings > Claude Code」の「Use this computer from your phone and claude.ai」がオンか確認するか、同じフォルダで claude remote-control を再実行する |
複数のスレッドが、間違った前提を置いた、足りないアクセスを回避した、「blocked」で止まった、とまとめて返ってきたときは、たいてい、個々のタスクではなく、プロジェクトの設定の同じ隙間が原因です。直す前に、健全なスレッドを選り分けます。
- 会話で「For every open thread, list what you asked it to do, what it assumed or couldn't reach, and what it's waiting on.」と頼む。Claude が各スレッドを読んで答える
- 間違った前提で始まったスレッドは、Overview で開いて、メニューから解決済みにするか、メッセージ欄で代わりにすることを伝える(ブランチと PR は、削除するまで GitHub に残る)
- 隙間を、プロジェクトの指示か環境で1回直し、残りの作業を新しいスレッドとして送り直す前に、1つのスレッドを送る
リポジトリへのアクセスのエラーは3つです。プロジェクトのクラウドスレッドは、他のクラウドセッションが同じリポジトリを問題なくクローンできても、GitHub の前提が要ります。
| メッセージ | 意味 |
|---|---|
| 「Couldn't start the session — Claude doesn't have GitHub access to this project's repository」 | スレッドが始まる前に出る。そのリポジトリに Claude GitHub App が入っていない、停止されている、または接続した GitHub アカウントに紐づいていない |
| 「Unable to access your repository」 | スレッドがクローンに失敗したときに出る。GitHub がクローンを拒否した、プロジェクトが持つ名前でリポジトリが見つからない、スレッドが始めるよう頼まれたブランチがない |
| 「Claude can't access」とリポジトリ名 | 「New project」ダイアログか「Project settings」でリポジトリを保存したときに出る。メッセージに、導入リンクと再接続リンクが続く。Claude GitHub App がそのリポジトリにないなら導入リンク、あるなら再接続リンク(GitHub App は、Claude に接続したアカウントに紐づけなくても GitHub に入れられるため)。GitHub App が停止中、またはこのリポジトリを含まないとあれば、GitHub へのリンクで直す |
どれも、メッセージが示すボタン(「Install GitHub App」や「Select repositories on GitHub」)を押してから「Check again」を押します。ブロックが GitHub 組織側(owner が未承認、Claude を除外した IP 許可リスト)なら、「See how to fix」のリンクが出ます。ボタンがなければ、GitHub アクセスの設定の手順に従って、もう一度メッセージを送ります。
プランの上限と追加クレジットです。
- 使用上限に達したスレッド:スレッドかプロジェクトの会話が5時間か週の上限に達すると、自動で再試行し、リセット後に続きます。待つ間、スレッドに「Service is busy」と「Claude is still retrying and will continue automatically.」が出て、何もしなくても作業は続きます。次の使用枠を使いたくないなら、スレッドの「Stop」か、プロジェクトを一時停止して全スレッドを止めます。ルーティンが始めたスレッドは待たず、上限エラーでターンが止まるので、上限のリセット後にメッセージを送ります(エラー一覧)
- 「Additional usage credits are required」:スレッドかプロジェクトの会話が、プランに含まれないモデルやコンテキストサイズへのリクエストなど、使用クレジットがあって初めて足りるものを出し、アカウントでクレジットがオンでない。クレジットが使えるようになったら、もう一度メッセージを送る(コストを抑える)
その他のメッセージです。
| メッセージ | 対処 |
|---|---|
| 「Unable to connect to repository」と「Claude couldn't reach GitHub to fetch your repository」 | 少し待ってから、もう一度メッセージを送る |
| 「Unable to connect to repository」と「Claude couldn't access your repository or environment」 | GitHub アカウントにそのリポジトリへの push 権限が要り、環境がまだ存在している必要がある。「Project settings > Environment」で両方を確認して再試行する |
| 「Couldn't show the setup proposal」 | 開いているアプリが、Claude が送った「Setup recommendations」より古い。ページを更新するかデスクトップアプリを再起動するか、Claude に設定の提案をやり直してもらう |
| 「The project's environment was removed」 | 「Project settings > Environment」で別の環境を選ぶ(変更は新しいスレッドに効く) |
| 「Setup script failed」 | エラーの「Edit setup script」を押し、環境でスクリプトを直してから、もう一度メッセージを送る(原因の例はクラウド(Web)で使うのトラブルシューティング) |
| 「Claude ran out of context on this turn」 | スレッドがコンテキストウィンドウを使い切った。スレッドが新しいセッションで続く旨が出ていれば自動で進む。そうでなければ、残りの作業のために新しいスレッドを始めるよう、会話で頼む |
| 「Couldn't start in」とフォルダ名 | スレッドを自分のコンピュータで動かすことを許可したが、そこでセッションを始められなかった。メッセージの下に理由があれば、それを直して、もう一度タスクを頼む |
| 「Claude is out of date on your device」 | スレッドを動かすために選んだコンピュータの Claude Code が v2.1.280 より古い。そこで Claude Code(フォルダをつないでいるのがデスクトップアプリなら、アプリ)を更新して、もう一度タスクを頼む |
| 「Reached the turn limit」 | スレッドが、CLAUDE_CODE_MAX_TURNS が決めるエージェントのターン数の上限に達した。もう一度メッセージを送って続けるか、その変数を設定している場所で上げるか外す(環境変数一覧) |
GitHub 設定のプロンプトについては、前の「GitHub アクセスを設定する」を見てください。
公式ドキュメント(英語)
2026年10月5日時点の内容をもとに、日本語でまとめています。