並列作業の選び方
複数の作業を同時に進める方法(サブエージェント・エージェントビュー・エージェントチーム・ワークフロー・Projects)を比べ、状況に合うものを選べます。
Claude Code には、複数の作業を同時に進める方法が5つあります。違いは、あなたがどこまで関わるか(会話ごとに自分で操縦するか、Claude に束ねさせるか)と、作業が手元で動くかクラウドで動くかです。どの方法でも、働き手は Claude のセッションです。別のツールを加えたいときは MCP サーバーとして Claude に見せます。
5つの方法を比べる#
| 方法 | できること | 向く場面 |
|---|---|---|
| サブエージェント | 1つのセッションの中で、別のコンテキストで脇の作業をして要約を返す | 検索結果・ログ・ファイルの中身で本流の会話があふれるのを避けたい |
| エージェントビュー | claude agents で、バックグラウンドのセッションを1画面で出し入れ・監視する(研究プレビュー) |
独立した作業が複数あり、任せて状況を眺め、必要なときだけ介入したい |
| エージェントチーム | リードが複数のセッションを束ね、共有タスクリストとメッセージでやり取りさせる(実験的で、既定では無効) | Claude にプロジェクトを分割・割り当て・同期までさせたい |
| Projects | claude.ai/code やデスクトップアプリの1つの会話から、Claude がスレッドと呼ぶ並列セッションを起動する。クラウド、または依頼すれば Remote Control 経由で手元で動く(Pro・Max で公開ベータ) | 数日〜数週間にわたる作業で、手元の電源が切れても動かしたい |
| ワークフロー | 多数のサブエージェントを動かし、結果を突き合わせるスクリプト | 1ターンずつでは束ねきれない大きな作業や、複数の目で検証したい作業(全体監査・500 ファイルの移行など) |
補足
複数のセッションやサブエージェントを同時に動かすと、トークン使用量はそのぶん増えます。詳しくはコストを抑えるを見てください。
並列作業を支える道具#
これら自体は「エージェントを動かす方法」ではありませんが、並列作業を支えます。
- worktree:セッションごとに別の git チェックアウトを持たせ、同じファイルを編集してぶつからないようにする。エージェントビューから送ったセッションは、編集の前に自分専用の worktree に移る。サブエージェントにも持たせられる
- セッション間のメッセージ:Claude が、この端末・別の端末・クラウド上のほかのセッションを一覧し、メッセージを送れる。自分で動かすセッション同士で、調査結果や状況を渡せる
/batch:1つの大きな変更を、worktree で隔離した 5〜30 個のサブエージェントに分けて任せるスキル。サブエージェントと worktree の組み合わせであり、別の調整方式ではない
並列とは性質が違いますが、Claude があなたの操作なしで動く機能もあります。
- バックグラウンドの bash コマンド:1つのシェルコマンドを会話を止めずに走らせる。エージェントは起こさない
- フォークしたサブエージェント:新規ではなく、会話全体の文脈を引き継ぐサブエージェント。
/subtaskで起動する。会話全体を別のバックグラウンドセッションとして複製するときは/fork。エージェントビューを無効にしている場合、サブエージェントのフォークは/forkで、/subtaskは使えない - ルーティン:クラウドでスケジュール実行するセッション。手元での並列ではない
選び方#
判断の軸は、誰が調整するか、働き手どうしが話す必要があるか、同じファイルを触るかの3つです。
誰が調整するか#
- Claude が1つの会話の中で任せて結果を集める:サブエージェント
- あなたが独立した作業を任せ、あとで見に行く:エージェントビュー
- Claude が計画・割り当て・監督まで行う:エージェントチーム
- Claude のターンごとの判断ではなく、スクリプトが計画を持つ:ワークフロー
働き手どうしが話す必要があるか#
- 自分で動かすセッション(エージェントビューから送ったものを含む)の間は、セッション間のメッセージで調査結果を渡せる
- サブエージェントは、起動した会話に結果を返す
- エージェントビューのセッションは、結果をあなただけに返す
- エージェントチームのチームメイトは、互いに直接メッセージを送る。Task ツールが使えるなら、タスクリストも共有する
同じファイルを触るか#
worktreeで作業を隔離します。サブエージェントと自分で動かすセッションは、それぞれ別の worktree を使えます。エージェントチームはチームメイトを worktree で隔離しないので、チームメイトごとに担当ファイルを分けてください。
動いている作業を確認する#
| 対象 | 確認の方法 |
|---|---|
| バックグラウンドのセッション | claude agents でエージェントビューを開く。全セッションと状態、入力待ちのものが1画面で見える |
| 現在のセッションのサブエージェント | 名前付きのバックグラウンドサブエージェントは @ メンションの候補に状態つきで出る。/agents はサブエージェントのファイルの置き場所を案内する |
| 現在のセッションの裏で動くもの全般 | /tasks で一覧し、確認・アタッチ・停止ができる。終わったサブエージェントも載る |
| ワークフロー | /workflows で実行中・完了済みの実行、いまのフェーズ、終わったエージェントの数が分かる |
補足
/agents(セッション内のコマンド)と claude agents(エージェントビュー)は名前が似ていますが、別物です。カスタムサブエージェントの作成・編集は、Claude に頼むかファイルを直接編集します。
デスクトップアプリで全セッションを見る方法はデスクトップアプリを見てください。
公式ドキュメント(英語)
2026年10月5日時点の内容をもとに、日本語でまとめています。