アーティファクト
アーティファクトでセッションの成果を claude.ai のライブなページとして公開する方法を、作成、共有、コネクタ、制約、管理まで引けます。
アーティファクト(artifact)は、Claude Code がセッションから claude.ai 上の非公開 URL に公開する、ライブで操作できる Web ページです。ブラウザで開くと、セッションが進むにつれてその場で更新されます。他の人にも見せたいときは、ページ上部の共有から共有します。
- 対象プランは Pro・Max・Team・Enterprise で、
/loginでサインインしたセッションが必要です(使える条件は後述) - 端末の文字では見づらい出力に向きます:注釈つきの差分、ダッシュボード、案の並べ比較、長い作業の進捗の記録
- 公開した後は、同じ URL を更新でき、共有相手にはその場で反映されます
- MCP コネクタ(MCP サーバーをつなぐ)から、ページを開くたびに最新のデータを取れます
- 1つの自己完結したページで、バックエンドはありません。バックエンドのある社内ツールは、自前のインフラにデプロイします
作る#
出力がページに向くとき、Claude が自分で公開することがあります。頼むときは、機能の名前を言うか、欲しい見た目の出力を言葉で説明します。テキストで読むより見るほうが楽なもの(注釈つきの差分、グラフ、比較する案の集まり)が向きます。
Make an artifact that walks through this PR with the diff annotated inline.
Build a dashboard artifact of last week's deploy failures by service and keep it updated as you investigate.
- 場所を指定しなければ、Claude は、プロジェクトの外の一時ディレクトリに HTML か Markdown のファイルとしてページを書き、それを公開します
- プランモード以外では、自分が入力したプロンプトに応じて Claude が公開する新しいアーティファクトは、権限プロンプトも分類器の審査もなく通ります。ただし、コネクタの呼び出しやファイルのダウンロードなど、ページの実行時の機能を宣言する公開は除きます。プランモードでは、各アーティファクトの最初の公開の前に確認が出ます
- アーティファクトは、共有するまで自分だけに見えます。公開(public)で共有した後は、会話ごとに1回、変更前に承認を求めます(権限モードの auto では、分類器が審査します)
- フィーチャーフラグの取得をオフにしていると、各アーティファクトの最初の公開の前に確認が出ます(auto では分類器の審査)
- 初回の公開後、Claude が URL を出力し、ブラウザで新しいページが開きます。claude.ai・Claude Desktop・Claude モバイルアプリから、リモートコントロール経由でプロンプトを送った場合は、セッションを動かすマシンでタブが開かず、次にターミナルで入力したプロンプトから Claude が公開したときに開きます。Ctrl+] で、セッションの直近のアーティファクトをいつでも開き直せます
- タイトルと絵文字は Claude が選び、claude.ai のギャラリーと共有リンクに出ます。ページの内容に合うブラウザのタブのアイコン(グラフやカレンダーなど)も選べます。指定したければ頼みます
- 自動でブラウザを開かないようにするには、環境変数
CLAUDE_CODE_ARTIFACT_AUTO_OPEN=0を設定します - 「公開できない」と返す、またはリンクなしでローカルの HTML ファイルを書くときは、そのセッションでツールが有効ではありません(使える条件を確認)
更新する#
ページの修正を頼むか、長い作業の途中で再公開させます。Claude は元のファイルを編集し、同じ URL に公開し直します。
Add a per-region breakdown below the summary chart and republish.
ページを開いている人には、その場で更新が出ます。公開のたびに版(バージョン)になり、ページ上部の「Share」から、閲覧者に見せる版を選べます。別のセッションから更新するには、Claude にその URL を渡すか、/artifacts から添付します(どちらもなければ、新しいセッションは更新ではなく新しいアーティファクトを作ります)。
Update https://claude.ai/code/artifact/5fbea6f3-... with today's numbers.
探し直す(/artifacts)#
Claude Code で /artifacts を実行すると、自分が所有するものと、共有されたものがすべて一覧されます。Claude Code v2.1.208 以降が必要です。一覧は claude.ai アカウントから読むので、新しいセッションでも、/clear の後でリンクが端末から流れたときでも使えます。
| キー | 動作 |
|---|---|
| o | ブラウザで開く |
| c | リンクをコピーする |
| Enter | 現在のセッションに添付する(v2.1.216 より前は、ブラウザで開いた) |
共有する#
新しいアーティファクトは自分だけに見えます。共有するには、ブラウザで開き、ページ上部の「Share」を使います。ヘッダーには、作った全アーティファクトを一覧するギャラリー(claude.ai/code/artifacts)へのリンクもあります。
組織内の閲覧者は、公開した人を見られます。組織内に共有したものはタイトルメニューに名前が出て、公開のものは組織内のサインイン済みの閲覧者にヘッダーに出ます。サインインせずに公開リンクを開いた人や、組織の外の人には、名前の代わりに Content is user-generated and unverified. と出ます。
| 共有先 | 内容 |
|---|---|
| 組織内 | Team・Enterprise では、組織内の特定の人か、全員にアクセスを与える。閲覧者は、組織のメンバーとして claude.ai にサインインして見る |
| 公開 | インターネット上の誰でも、claude.ai のサインインなしで開けるリンク。Team・Enterprise では、Owner が組織で有効にするまでオフ |
一緒に編集してもらう#
共有した相手は、既定では閲覧者で、公開した各版を見られますが、変更はできません。Team・Enterprise では、共有ダイアログで人を追加し、役割を「viewer」から「editor」に切り替えて、編集者にできます。編集者は、自分が別のセッションから更新するのと同じ方法(アーティファクトの URL を Claude に渡すか、/artifacts から添付する)で、Claude に現在の内容を取らせ、変更を足して再公開させます。ページを開いている全員に、更新がライブで出ます。
共有されたアーティファクトを読む#
共有されたアーティファクトを Claude に読ませるには、URL を渡すか、/artifacts から添付します。Claude は、他の人が書いたページを、WebFetch で Web ページを読むのと同じ方法で読みます。聞いたことの要約が返り、ページの生のままではありません。ページに書かれた指示は、中継せず、書いてあったと報告します。Claude Code はページの全ソースをローカルのファイルにも保存し、正確な内容が要るとき(編集者として再公開するときなど)に Claude が開けます。
次の場合、Claude Code は、権限モードやルールが求める確認に加えて、Claude がアーティファクトを読む前に承認を求めます。
- ネットワークアクセスのないクラウドセッション:クラウド環境のアクセスレベルが「None」のとき。auto mode では、分類器が代わりに承認できる。Cowork のセッションでは、承認は自分だけのもの
- 別の組織の公開アーティファクト:auto mode でも先に聞く。
bypassPermissionsモードのように Claude Code が聞けない場所では、Claude はそのアーティファクトを読めない。これらを読めるのは、フィーチャーフラグの取得がオンのあいだだけ - 作成者かネットワーク設定を確認できない場合:誰が作ったかを確認できない、またはクラウドセッションのネットワーク設定を確認できないときは聞く。承認が及ぶのはその1回のリクエストだけ
- プランモード、またはフィーチャーフラグの取得をオフにした場合:プランモードのとき、またはフィーチャーフラグの取得をオフにしているときは、組織の他の人が作ったアーティファクトを Artifact ツールが読む前に聞く
WebFetch でアーティファクトを読むときは、WebFetch 自身の確認の規則がそのまま当てはまります。
コメントを集める#
組織内に共有したアーティファクトには、共有相手がページにコメントを付けられ、Claude にそのコメントを読ませて返信させられます。Claude Code v2.1.221 以降が必要です。Claude がコメントを読むのは、次の2つの場合です。
- 自分が読むよう頼んだとき:アーティファクトの URL を Claude に渡してコメントを求める。Claude は各スレッドを一覧し、編集できる人が Claude に送ったコメントに印を付ける
- 編集できる人が Claude にコメントを送ったとき:ページのスレッドで、「Send to Claude」でコメントを送るか、コメントに
@claudeを付ける。どちらでも、そのスレッドを有効にする
Claude が返信や解決をできるのは、有効になったスレッドだけです。ほかのスレッドは、人がページで解決するまで開いたままです。閲覧者には、各返信が「自分経由の Claude」からのものとして出ます。公開で共有した場合、公開リンクだけでアクセスする人には、コメントが見えず、追加もできません(既存のコメントのスレッドは残り、自分と編集者は読み返信できます)。
Read the comments on https://claude.ai/code/artifact/5fbea6f3-... and make the changes the commenters ask for.
「コメントを読めない」と Claude が言うときは、次を確認します。
- Claude Code が v2.1.221 以降であること
- インストール、または v2.1.221 より前からの更新後の、最初のセッションでないこと(その最初のセッションでは、まだコメントを読めないことがあるので、新しいセッションを始めて、もう一度頼む)
- フィーチャーフラグの取得をオフにしていないこと
Claude が自分で返信する#
セッションがアーティファクトを公開した後、Claude Code はそのアーティファクトのコメントを監視します。編集できる人が Claude にコメントを送ると、すぐセッションに届き、頼まなくても、Claude がスレッドを読んで返信できます。Claude Code v2.1.228 以降が必要で、フィーチャーフラグの取得をオフにしていると監視しません。送られたコメントが届いたときの動きは、権限モードで決まります。
| 状況 | 動き |
|---|---|
| Claude が自分で返信する | 権限モードが、確認なしで返信の投稿を許すとき、Claude がスレッドを読んで返信し、コメントが変更を求めていればアーティファクトを編集する。Auto-replied to comment thread on Artifact: <name> か Auto-edited Artifact: <name> in response to a comment thread と出る |
| Claude が待つ | プランモード以外で、返信の投稿に承認が要るとき、Comments are waiting on Artifact: <name> と出る。Claude がスレッドを読む承認と、返信を投稿する承認を、それぞれ求める |
| プランモードで止まる | Comments are waiting on Artifact: <name> と出て、プランモードを抜けて、読んで返信するよう頼むまで返信しない |
1時間以内に、そのアーティファクトで送られたコメントとスレッドの有効化の合計が60件に達すると、Claude は自分での返信をやめます(Comments are waiting on Artifact: <name> が1回出て、その1時間分のコメントが古くなると再開)。/tasks で、セッションが監視している各アーティファクトが、ライブ更新のタスクとして出ます。自分での返信を止める方法は3つです。
- アイドルのプロンプトで Ctrl+C を1回押す:セッションが監視するすべてのアーティファクトで返信を止め、次のメッセージを送ると再開する
/tasksでそのタスクを止める:頼んで再開させるまで、そのアーティファクトでの返信を止める。再公開しても再開せず、セッションを再開しても止まったまま- Ctrl+X Ctrl+K を3秒以内に2回押す:実行中のバックグラウンドのサブエージェントをすべて止めるのと同じ操作で、セッションの残りの間、すべてのアーティファクトでの返信も止める。返信の再開を頼んでも、この停止は解けない
コメントを届けるサービスが使えなくなる、または応答しなくなると、Claude Code はしばらく再接続を試みた後、セッションが監視していた各アーティファクトの監視をやめます。
Claude Code が自分で始めた監視は、アーティファクトに数時間動きがないと終わることがあります。監視を再開するには、アーティファクトをもう一度公開するか、Claude に監視を頼みます。
MCP コネクタから最新のデータを取る#
アーティファクトは、見られるたびにMCP コネクタを呼べるので、ページは、作ったセッションの時点のスナップショットではなく、今のデータを見せます。コネクタの呼び出しは、Pro・Max・Team・Enterprise で使え、Claude Code v2.1.209 以降が必要です(それより前の版では、Claude は、作る間にセッションが集めたデータでページを公開します)。コネクタを使うページを作るには、プロンプトにコネクタと欲しいデータを書きます。
Build a dashboard artifact of our open pull requests that pulls the live list through my GitHub connector when the page loads.
- Claude は、公開の一部として、ページが呼べるコネクタを宣言します。宣言にないコネクタは呼べません。対象は自分の claude.ai アカウントのコネクタだけで、閲覧時には、各呼び出しが、閲覧しているアカウント自身の接続を通して動きます。Claude Code で設定したローカルの MCP サーバー(
.mcp.jsonのものなど)は、ページを作る間のデータ取得には使えますが、公開したページからは呼べません - ページは、読み込み時にデータを取り、一定間隔か、ページの更新コントロールで更新できます。応答は閲覧者のブラウザにキャッシュされるので、開き直したページは、まずキャッシュから描画され、その後、新しい結果で更新されます
閲覧者の側の動きです。
- 各閲覧者が自分のコネクタを使う:呼び出しは閲覧しているアカウントの接続を通るので、同じダッシュボードを開く2人が、アカウントのアクセスによって違うデータを見ることがあります。ページが誰かの資格情報を見ることはなく、claude.ai がページに代わって呼び出します
- 閲覧者が先にアクセスを承認する:claude.ai は、ページの最初のコネクタ呼び出しの前に、各閲覧者に許可を求めます。断った人や、ページが使うコネクタを接続していない人は、ライブの部分なしでページを見ます
- 操作も閲覧者のアカウントで動く:メッセージの投稿や課題の更新など、副作用のあるコネクタのツールを呼ぶコントロールを置くこともできます。操作は、そのコントロールを選んだ人のアカウントで実行されます
ヒント
コネクタを使うページを共有するときは、ライブの各部分に、必要なコネクタ名を示す代替のメッセージを入れるよう Claude に頼みます。接続がない閲覧者に、空の部分ではなく、何を接続すればよいかが見えます。
コネクタを使うページは、プランと組織の設定が許す範囲で、組織内にも公開でも共有できます。ただし、サインインせずに公開リンクを開いた人や、組織の外の人には、コネクタの呼び出しは動かず、ライブの部分なしでページが表示されます。
組織内の閲覧者に、ページは描画されるがライブの部分が空のままのときの原因です。
- 閲覧者がコネクタを接続していない:コネクタはアカウントごとなので、ページが呼ぶすべてのコネクタに、各閲覧者が自分の接続を持つ必要がある。claude.ai の「Settings > Connectors」で追加して、ページを再読み込みする
- 閲覧者が許可の確認を断った:断りはそのページの読み込みの間だけ有効。再読み込みすると、許可の確認が戻る
- 組織でコネクタの呼び出しがオフ:Owner が管理設定の「Enable artifact connectors」トグルを制御する
- ページが、コネクタにないツール名を呼んでいる:影響を受ける部分は、自分を含む全員で空になる。少数のツールしか公開しないゲートウェイ型のコネクタの背後にある個別のツール名をページが名指ししたときに起こりうる。ページが呼ぶツール名を直して公開し直すよう、Claude に頼む。Claude がページを公開し、そのコネクタのツールがセッションで使えるとき、Claude Code はページが宣言したツール名を照合し、一致しない名前を Claude に警告し、1つも一致しなければ公開を拒否します(v2.1.265 より前は、確認せずに公開した)
ファイルのダウンロードを出す#
アーティファクトは、ページが生成するファイル(表の CSV、グラフの PNG など)を閲覧者に出せます。閲覧者は、ボタンなどのダウンロードのコントロールで保存します。ファイルのダウンロードは、claude.ai がアカウントごとに有効にする実行時の機能で、Claude は、コントロールを作る前に、アカウントにあるかを確認します。普通のダウンロードリンクやページのスクリプトからは保存できません(claude.ai の閲覧画面が、ページ自身が始めるダウンロード(data: や blob: の URL へのリンクを含む)をブロックするため)。そう作られたボタンがあるページは、ダウンロード機能で作り直すよう頼みます。
Add a button that downloads this table as a CSV file.
Claude は、コネクタを宣言するのと同じように、公開の一部としてダウンロード機能を宣言します。
作れるもの#
アーティファクトは1枚の HTML ページなので、HTML・CSS・インラインの JavaScript で書けるものはすべて対象です。よく出る型です。
| 型 | 内容 | プロンプトの例 |
|---|---|---|
| 変更を説明する | 差分や設計の変更を、関連する行の横に注釈つきで描く。レビュー担当が、説明から組み立て直さずに、コードの横で理由を読める | Make an artifact that walks through this PR. Render the diff with margin annotations and color-code findings by severity. |
| 案を比べる | 1ページに複数の案を並べ、見比べる。レイアウト・文面・API の形・実装計画に向く | Make an artifact with four distinctly different layouts for the settings panel. Vary density and grouping, and lay them out as a grid with a one-line tradeoff under each. |
| 操作できる部品で調整する | 調整したいものに結びついたスライダー・トグル・入力欄を作らせ、値を直接試す | Build an artifact with sliders for the easing curve, duration, and delay so I can try values on this transition. Show the animation live as I move them. |
| 結果をセッションに戻す | ページを、決定のための軽いエディタにして、結果を Claude に戻す。端末に貼れるテキストを出す書き出しのコントロールを頼み、ページ上で操作した結果が、ページに残らずセッションへ流れるようにする | Make a triage board artifact with each open issue as a draggable card across Now, Next, Later, and Cut columns. Add a "Copy as prompt" button that gives me the final ordering to paste back here. |
| 作業の進捗を記録する | 長い作業の間、アーティファクトを最新に保たせ、リンクを持つ人が端末を読まずに追えるようにする | Turn this migration plan into a checklist artifact. Check items off as you complete them and add a note for anything you skip. |
見た目を整える#
Claude はアーティファクトを作るとき、組み込みのデザインスキルを使うので、追加の指示なしでも、配色・タイポグラフィ・レイアウトが整います。このスキルは、自分で選ぶ前に、プロジェクトの既存のデザインシステムも探します。デザイントークン(デザインシステムが繰り返し使う、色・文字・余白の名前付きの値)を、Claude が見つけられる場所(プロジェクトのCLAUDE.mdやリポジトリのテーマファイルなど)に書くと、プロダクトのブランドに揃えられます。
## Design system
- Colors: primary #1a4d8f, accent #f59e0b, surface #f8fafc
- Typography: Inter for body, JetBrains Mono for code
- Spacing: 8px scale, 6px border radius
Claude は、デザインシステムを自分の選択より優先し、プロンプトをその両方より優先します。見出しと形式は例で、色・フォント・余白の分かりやすい一覧なら何でも使えます。書体は、アーティファクトのページが読み込める唯一の外部のフォントの取得元である Google Fonts から読み込めます。それ以外の書体は @font-face の data URI として埋め込み、すべての書体にフォールバックの並びを付けるので、フォントが読めなくてもページは描画されます。特定の書体を使うには、プロンプトかデザインシステムに書きます。
Slides・Design・Docs のテンプレートから始める#
ゼロからページを作る代わりに、claude.ai アカウントのテンプレートから始められます。プレゼンテーションは Claude Slides、見た目のデザインは Claude Design、ほかの人が読んで編集する文書は Claude Docs です。それぞれが claude.ai の専用エディタで開き、自分やチームメイトが直接、または Claude に頼んで変更でき、PowerPoint・PDF・Word などに書き出せます。
始めるには、欲しいものを説明します(「移行のメモを木曜のレビュー用のデッキにして」「この計画をチーム用の文書にまとめて」)。Claude が合うテンプレートを選び、依頼とセッションにある内容で埋めて、リンクを渡します。デッキとデザインには、/slides と /design に要旨を付けて実行する方法もあります。
補足
テンプレートはベータです。Pro・Max・Team では既定でオンです。Enterprise では、Owner が「Organization settings > Artifacts」で、テンプレートごとにオンにします。組織で Slides テンプレートがオフなら /slides は出ず、Design テンプレートがオフなら /design はデザインを作りません。どちらのコマンドも、Claude Code v2.1.265 以降と、アーティファクトが使えるセッションが必要です。
| 作るもの | 使い方 |
|---|---|
| スライドのデッキ | /slides に、何をカバーするか、誰向けかを書く(例:/slides a quarterly review of the platform team's reliability work, for the engineering all-hands)。Claude が Claude Slides のアーティファクトを作ってリンクを返し、デスクトップのブラウザで開いて編集・発表する。要旨なしで実行すると、作る前に何についてのデッキかを尋ねる |
| デザインのキャンバス | UI・画面の流れ・ランディングページ・ポスターを、ページとして組むのではなく描くとき、/design に要旨を付けて実行する(例:/design a settings screen for a mobile banking app)。Claude が1つのキャンバスにアートボードとして下書きし、Claude Design のアーティファクトとして公開する。デスクトップのブラウザで開いて確認し、アートボード上の要素を選んで変更すると、編集は自動で保存される。各アートボードを PNG か PDF に書き出せる |
| Claude Docs の文書 | コマンドではなく、claude.ai のコネクタとして Claude Code に届く。接続されていると、/mcp に claude.ai Claude Docs と出る。ほかの人に向けた文書(仕様・提案・セッションで詰めた計画のまとめ)を頼むと、アーティファクトのページではなく Claude Docs に回り、下書きができるとリンクを渡す |
コードベースに置くべき文書(README など)はファイルのままです。Claude Docs に回るものをファイルで欲しいときは、.docx やリポジトリの Markdown など、形式を指定します。コネクタをオフにするには、deniedMcpServers に claude.ai Claude Docs を足すか、/mcp のトグルを使います。
ページの制約#
各アーティファクトは、自己完結した1枚のページです。Claude Code は、公開するファイルを HTML 文書の殻で包み、厳格なコンテンツセキュリティポリシー(CSP)の下で配信するので、ページにできることが決まります。
| 制約 | 影響 |
|---|---|
| 外部リクエスト | Google Fonts から書体を、5つの公開 CDN(cdnjs・unpkg・Tailwind と jQuery の CDN・jsDelivr の /npm/ などの一部のパス)からスクリプトを読み込める。CSP は、外部の画像と、それ以外の外部のスクリプト・スタイルシート・フォントをすべてブロックし、fetch・XHR・WebSocket はページ自身のオリジンと Google Fonts のホストにしか届かせない。そのため Claude は、必要なライブラリをその CDN から読み込み、それ以外の CSS と JavaScript はインラインにし、画像は data URI として埋め込む。コネクタの呼び出しは claude.ai を通り、ネットワーク呼び出しは claude.ai が行う |
| バックエンドなし | アーティファクトは静的なページで、閲覧者を自分では認証できない |
| ダウンロード | ページ自身はダウンロードを始められない。ページが生成するファイルを保存させるには、Claude がダウンロード機能を宣言する |
| 単一ページ | ページの隣に何もデプロイされないので、相対リンクは解決されない。複数の節のある内容では、別のファイルではなく、ページ内のアンカーを使う |
| ソースのファイルの種類 | 公開するファイルは .html・.htm・.md で、UTF-8、またはバイト順マークによるリトルエンディアンの UTF-16 でデコードできること。Markdown は、コードの構文を強調したスタイル付きの文書ページとして描画される。デコードできないファイルや、置換文字 U+FFFD を含むファイルは、直す行と列を示して拒否される |
| ソースの場所 | ネットワークのホストを名指しするパスのファイルは、読まずに拒否される。拒否されるパスと、Windows のマップドライブの例外は、エラー一覧の「Not published: that file is on a network share」を見る |
| 描画サイズ | 描画したページが 16 MiB 以下であること。サイズで公開に失敗するときは、大きな埋め込み画像が多い原因 |
アーティファクトの生成は、ほかの応答と同じく出力トークンを使い、スタイル付きのページは、同じ内容の端末のテキストよりトークンを多く使います(インラインの CSS、操作用の JavaScript、特に data URI で埋め込む画像が主な要因)。トークンの費用を減らすには、図には埋め込みのラスタ画像より SVG か HTML と CSS を選ぶ、要らない操作を省く、大きなデータは全部をインラインにせず、ページに要約させる、のが効きます。
使える条件#
アーティファクトには、次のすべての条件が要ります。満たさないと、Claude はローカルの HTML ファイルを書くか、公開できないと答えます。
| 要件 | 使えるとき |
|---|---|
| プラン | Pro・Max・Team・Enterprise。Pro・Max では、共有するまで自分だけに見え、管理者による管理はない。Team・Enterprise では既定でオンで、Owner が claude.ai の管理設定で組織向けにオフにできる |
| 認証 | claude.ai アカウントに支えられたセッション(CLI かデスクトップアプリで /login でサインイン)。Claude Tag のセッションは、エージェントの ID でサインインするので、手順は不要。API キー・ゲートウェイのトークン・クラウドプロバイダーの資格情報のセッションは公開できない |
| モデルのプロバイダー | Anthropic の API。Amazon Bedrock・Google Cloud の Agent Platform・Microsoft Foundry では使えない(Bedrock・Vertex AI・Foundry) |
| 組織のポリシー | 顧客管理の暗号鍵(CMEK)、HIPAA、Zero Data Retention が、組織で有効でないこと |
| 入口 | Claude Code CLI、または Claude デスクトップアプリ バージョン 1.13576.0 以降。組織で Claude Tag とアーティファクトの両方が有効なら、Claude Tag のセッションも公開できる。Agent SDK・GitHub Action・MCP サーバーの文脈と、CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC を設定しているときは、既定でオフ |
組織でアーティファクトを許すかは、Claude Code が api.anthropic.com から読み込む組織のポリシーで決まります。ポリシーを読み込めないと、アーティファクトは使えず、頼むと Claude が理由を伝えます。プロキシ・VPN・Web フィルターがある場合は、IT 管理者に api.anthropic.com を通すよう頼みます。Claude Code は裏で再試行を続け、ポリシーが読み込まれて許可されると、使えるようになります。
無効にする#
組織の設定にかかわらず、自分のセッションでアーティファクトをオフにする方法です。
| 場所 | 方法 |
|---|---|
/config |
「Artifacts」の行をオフにする(ユーザー設定に "enableArtifact": false が書かれる) |
| 設定ファイル(設定ファイルの仕組み) | "enableArtifact": false を設定する。非推奨の "disableArtifact": true でもオフになる |
| 環境変数(環境変数一覧) | CLAUDE_CODE_DISABLE_ARTIFACT=1 |
| 権限ルール(権限ルール) | permissions.deny に Artifact を足す |
--settings のファイルか CLAUDE_CODE_DISABLE_ARTIFACT でオフにした後、または管理者が管理設定でオフにした後は、どの設定ファイルもオンに戻せません。プロジェクトの .claude/settings.json か .claude/settings.local.json に "enableArtifact": false を書くと、そのプロジェクトのセッションでオフにできます(どちらの true もオンに戻さない。プロジェクト・ローカル設定でこのキーを守るのは Claude Code v2.1.242 以降)。domain: の部分のない WebFetch の deny や ask のルールは、アーティファクトをオフにせず、アーティファクトの読み取りもブロックしません。WebFetch(domain:claude.ai) の deny や ask のルールは、アーティファクトの読み取りにも適用されます。
組織での管理(Team・Enterprise の Owner)#
Team・Enterprise の Owner は、claude.ai の管理設定(claude.ai/admin-settings/artifacts)でアーティファクトを制御します。アーティファクトの内容は Anthropic が運用するインフラに保存され、公開で共有されていない限り、公開した組織の認証済みメンバーと、そのメンバーが共有した相手だけに見えます。
| 項目 | 場所と内容 |
|---|---|
| アーティファクトの有効・無効 | 「Organization settings > Artifacts」の「Artifacts」トグル。ロールベースのアクセス制御がある Enterprise では、「Organization settings > Roles」でロールを編集し、「Artifacts」の権限でロールごとに限れる |
| コネクタ呼び出しの制御 | 「Organization settings > Capabilities」の「Enable artifact connectors」トグル(「Artifacts」トグルとは別)。claude.ai の会話で作ったアーティファクトのコネクタ呼び出しも、同じトグルで決まる |
| 公開共有の制御 | Team・Enterprise では既定でオフ。「Organization settings > Artifacts」で、「Artifacts」トグルの下の「External sharing」をオンにすると、メンバーがサインインなしで誰でも見られる公開リンクで公開できる。オフに戻すと、各アーティファクトの公開範囲を変えずに、既存の公開リンクからのアクセスがブロックされ、再びオンにするとアクセスが戻る |
| 保持ポリシー | 「Organization settings > Data and privacy」で、自動削除までの保持期間を、作者だけに非公開のものと、共有されたもので別々に設定できる |
| 監査ログ | 公開・共有・削除が、claude_artifact_* のイベント種別で、組織の監査ログに出る(claude.ai の会話で作ったアーティファクトと同じ系統) |
| 閲覧ドメインの許可 | claude.ai の閲覧画面は、各アーティファクトを、サンドボックス化された *.claudeusercontent.com のオリジンから読み込む。外向きのネットワークを制限する組織は、このドメインを claude.ai と並べて許可リストに足す |
アーティファクトが Google Fonts の書体を読み込むと、fonts.googleapis.com と fonts.gstatic.com も要求します(どちらも任意で、ブロックするとフォールバックの書体で描画されます)。アーティファクトは、React やチャートのライブラリなどの JavaScript ライブラリを、cdnjs.cloudflare.com・cdn.jsdelivr.net・cdn.tailwindcss.com・code.jquery.com・unpkg.com からだけ読み込めます。これらをブロックすると、ライブラリに頼る部分は動かず、ブロックしたフォントと違って代替はありません。どちらも、黙って捨てるのではなく、すぐ拒否するようにブロックします(要求が即座に失敗し、待ちで描画を遅らせないため。ネットワーク要件の全体はネットワークと LLM ゲートウェイ)。
Compliance API では、組織のアーティファクトの一覧、特定の版の内容の取得、アーティファクトの削除ができます。
| メソッド | エンドポイント |
|---|---|
GET |
/v1/compliance/code/artifacts |
GET |
/v1/compliance/code/artifacts/{artifact_id}/versions/{version_id} |
DELETE |
/v1/compliance/code/artifacts/{artifact_id} |
公式ドキュメント(英語)
2026年10月5日時点の内容をもとに、日本語でまとめています。